KADOKAWAが謝罪 ランサムウェア攻撃で情報漏洩を確認 クリエイター含む個人情報、契約書や見積書も【6・28時点一覧あり】

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2024年06月28日 18:33  ORICON NEWS

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KADOKAWA
 システム障害の渦中にあるKADOKAWAは28日、ランサムウェア攻撃による情報漏洩(ろうえい)が確認されたとし、同社サイトに「お知らせとお詫び」書面を掲載した。

【画像】やばそう…大規模なサイバー攻撃で障害 ニコニコ側の説明文

 書面では「当社グループでは、データセンター内のサーバーがランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けた事案が発覚した後、直ちに対策本部を立ち上げ、外部専門機関などの支援を受けながら、情報漏洩の可能性について調査を開始しており、現在も継続中です」と説明。そして「その最中、当該ランサムウェア攻撃を行ったとする組織が、当社グループが保有する情報を流出させたと主張しています。当社グループは、当該組織の主張内容の信憑性について現在確認中ですが、同組織が公開した情報を確認したところ、当社にて保有する一部情報の漏洩が確認されましたので、下記にてご報告いたします」と伝えた。

 「すでに警察による捜査が開始されていることに加え、当社からも関係当局に必要な報告を行いながら、事実の確認および適切な対応に努めております」とし、「なお、『ニコニコ』サービスを含む当社グループの顧客のクレジットカード情報につきましては、社内でデータを保有していないため、当社からの情報漏洩は起こらない仕組みとなっております」とも補足。

 さらに「7月中には、外部専門機関の調査結果に基づく正確な情報が得られる見通しですので、判明次第、改めてご報告いたします。お客様をはじめ、関係するすべての皆様に多大なるご不便とご迷惑をおかけしておりますことを、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 情報漏洩が確認された対象者には個別に通知するとした上で、これに関する問い合わせ専用窓口も案内。「当社グループでは、今回の事態を重く受け止め、より詳細な原因の究明を進めるとともに、一層の情報セキュリティ体制の強化徹底を図り再発防止に取り組むと共に、ランサムウェア攻撃などの犯罪行為には厳正に対処してまいります」とつづった。

■外部流出を確認した情報の種類(2024年6月28日時点)
【取引先情報】
・楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報
・一部の元従業員が運営する会社の情報
・取引先との契約書、見積書など
【社内情報】
・株式会社ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)
・株式会社ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報
・社内向け文書

このニュースに関するつぶやき

  • トップが犯罪者だから、その下の組織もお粗末。シャンパンタワー?みたいな醜態。
    • イイネ!6
    • コメント 0件

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