【バレー】日本男子は大会史上初の銀メダル 47年ぶりの主要国際大会2位

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2024年07月01日 05:05  日刊スポーツ

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得点を喜ぶ男子日本代表(C)FIVB

<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本1−3フランス>◇男子ファイナルラウンド(R)◇決勝◇6月30日(日本時間7月1日)◇ポーランド・ウッジ



世界ランキング2位の日本が、大会史上初の銀メダルを獲得した。


決勝で東京オリンピック(五輪)金のフランス(同5位)と対戦。1−3で敗れたが、1977年W杯バレー以来47年ぶりの主要国際大会の2位となった。勝利で72年ミュンヘン五輪以来52年ぶり2度目の頂点とはならなかったが、46年ぶりの表彰台入りとなる銅メダルを獲得した前回大会に続き、2年連続で史上最高を更新した。


五輪の前哨戦で新たな歴史を刻んだ日本。ミュンヘン大会以来52年ぶりの五輪金メダルを目指し、パリへ堂々と乗り込む。


◆第1S 日本のスタメンはセッター関田誠大、オポジット西田有志、アウトサイドヒッター石川祐希、大塚達宣、ミドルブロッカー高橋健太郎、小野寺太志、リベロ山本智大。序盤から緊張感のあるサイドアウトの応酬で、一進一退の攻防が続く。8−8から西田のスパイク、相手のスパイクミスで1歩前に出ると、小野寺のクイックや石川のバックアタックで12−9とリードを取る。相手のサービスエースで13−13の同点に追いつかれたが、関田のワンハンドバックトスを西田が決めきるなど美技も飛び出し、流れを渡さない。19−19の場面では関田がツーアタックを決めて勝ち越した。しかし、21−20から3連続失点を喫すると、セットポイントからブロックアウトを取られ、23−25で先取を許した。


◆第2S 序盤から日本が先行した。高橋健のクイックや石川のツーバックアタックなど多彩な攻撃で8−3。その後も西田、大塚が要所で決めて相手にブレークを許さず、14−9と5点差を縮めさせずに後半戦に突入した。石川のブロックアウトで先に20点目を取ると、西田、大塚の強打などでポイントを重ねて22−17。22−18から連続得点でセットポイントを握ると、最後は小野寺がブロック決めて25−18でセットカウントを取り返した。


◆第3S 序盤から石川がブロックにつかまるなど3−6と主導権を取られた。西田の軟打で10−11まで追い上げたものの、そこから4連続失点で点差を広げられた。それでも12−17の場面では白熱のラリーを制して勢いづけると、途中出場の宮浦健人がサーブで崩して3連続得点。さらに富田のブロックアウトや小野寺のブロックなど4連続得点で21−22。相手のミスで23−23と終盤に同点に追い付いた。しかし、速攻でセットポイントを先に握られると、最後は富田がブロックにかかり23−25。セットカウント1−2と追い込まれた。


◆第4S 前セットで得点を重ねた宮浦が、セット頭から登場。その宮浦が序盤から強打を決めて4−3と先手を取った。エース石川が苦しむ中で大塚が攻守に躍動も、中盤に強打をまとまられ11−13とリードを許した。それでも、石川のスパイクや高橋健のブロックで15−15に追いつくと、その後も石川がエンドラインぎりぎりに強打を決めて食らい付く。宮浦のサービスエースで20−19と前に出たが、23−22から連続失点。マッチポイントを握られると、最後は石川がこのセット4本目のブロックにかかり、23−25で力尽きた。日本は77年W杯バレー以来47年ぶりの銀メダル獲得。

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  • 惜しかった!全然勝ってもおかしくない試合!良くやった!立派!ミュンヘンリアルに観てたもんねワタクシ。中学生だったもんね。パリで雪辱だ!
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