【バスケ】女子日本代表 厳しい守備で流れ呼び、100点ゲームで圧勝「連動がよかった」恩塚監督

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2024年07月04日 22:59  日刊スポーツ

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日本対ニュージーランド 試合後の会見に臨む恩塚監督(撮影・鈴木みどり)

<バスケットボール女子:日本125−57ニュージーランド>◇国際強化試合◇4日◇有明アリーナ



パリ五輪に出場する21年東京五輪銀メダルで世界ランキング9位の日本が、同26位のニュージーランドに125−57で大勝した。12人の五輪メンバーが決まってから初の実戦で白星。本番に向けて、攻守で順調な仕上がりを披露した。6日も同会場でニュージーランドと対戦。これがパリ前国内最後の試合となる。


   ◇   ◇   ◇


厳しい守備でボールを奪い、得点につなげ続けた。相手ボールに複数人で圧力をかけてミスを誘い、苦し紛れのパスを次々とカットし、19スチール。相手のターンオーバーは35度で、そこから53得点を挙げた。恩塚監督は「守備とコミュニケーションを大事に戦おうと話していた。プレッシャーをかけて相手を困らせたり、リズムを崩すというところは7、8割できていた。連動がよかった」と納得の表情をみせた。


司令塔役のポイントガード宮崎は、同ポジションの町田と並びチーム最多の3スチール。12人中11人がスチールをマークした。「前からプレッシャーかけ、なるべくボールを遅く運ばせることが自分の役割。その守備はできていたし、これからもどんどん続けていければ」とうなずいた。


攻撃でも、チーム全体で55本の3点シュートを放ち、25本がリングを射抜いた。ディフェンスからオフェンスにしっかりつなげてチームコンセプトの「走り勝つシューター軍団」を体現。格下のニュージーランドを攻守で圧倒したが、宮崎はスチールからシュートにつなげた後のリバウンドをチームの改善点として指摘。「そういうところも、40分間しっかり走り続けられたら」と、引き締めることも忘れなかった。


この日の観衆は、女子日本代表史上最多となる1万1624人。「めっちゃ楽しかった。最高。もっともっと女子バスケが盛り上がってくれたら。私たちがその1歩を踏み出せれば」と感謝とともに、五輪での飛躍を誓った。


本番の1次リーグ初戦の相手は女王米国。目標の金メダルに向け、パリ前の最後の国内試合となる6日ニュージーランド戦で、さらに弾みをつける。【奥岡幹浩】

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