桟橋を歩いていた幼子、カワウソに水中に引きずり込まれる 母親も噛まれて軽傷(米)<動画あり>

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2024年09月14日 20:10  Techinsight Japan

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米ワシントン州キトサップ郡で12日朝、ブレマートン・マリーナの桟橋を母親と一緒に歩いていた幼子が、カワウソに水中に引きずり込まれた(『ABC News 「River otter attacks mother
米ワシントン州キトサップ郡で12日朝、ブレマートン・マリーナの桟橋を歩いていた親子がカワウソに襲われた。カワウソは幼子を水中に引きずり込むなどして攻撃を続け、後に捕獲された。米ニュースメディア『ABC News』などが伝えた。

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ワシントン州魚類野生生物局(WDFW)は12日午前9時30分頃、ブレマートン・マリーナで母子がカワウソに襲われたとの一報を受けた。

母親によると、桟橋を歩いていたところ、突然、幼子がカワウソに水中に引きずり込まれたという。子供は少しして水面に浮上し、母親は水中から引き上げることができたが、その間もカワウソは攻撃を続け、自身も腕を噛まれて軽傷を負った。

さらにカワウソは、桟橋から逃げようとする母子を追いかけて襲ってきたそうで、子供は頭頂部や顔、脚に引っかき傷や噛み傷を負い、シルバーデールにある病院で治療を受けた。

WDFWの局部長ケン・バラージュ氏(Ken Balazs)は今回の件を受け、母親の素早い行動を称えるとともに、子供の回復力の早さを指摘し、「被害者が軽傷で済んだことを嬉しく思う」と語った。また、ブレマートン港のスタッフがマリーナを使用する人々と連絡を取り合い、素早く行動したことに感謝した。

WDFWはその後、米国農務省(USDA)野生動物サービスに連絡を取り、1頭のカワウソを捕獲、安楽死させた。個体は現在、ワシントン動物疾病診断検査ラボに移送され、狂犬病の検査などが行われている。

カワウソはワシントン州全域に生息し、淡水、海水、汽水域でよく観察される。WDFWによると、ワシントンでは過去10年間で人間とカワウソの事故が6件報告されているそうで、「カワウソとの遭遇は非常に稀。ただカワウソは縄張り意識が強く、他の野生動物と同じように本質的に予測不可能である」と述べた。

なお、このニュースを取り上げたYouTubeチャンネル『KREM 2 News』では昨夏、モンタナ州でカワウソに襲われ、顔の数か所、腕、手、脚、太もも、足首を噛まれ、耳の一部を噛み切られたジェン・ロイスさん(Jen Royce)の事例を紹介し、「カワウソは野生動物なので、むやみに近づかないことが大切」と指摘した。

カワウソに襲われた親子の詳細については明らかになっていないが、今回のニュースには次のようなコメントが寄せられている。

「つい最近もマレーシアでジョギング中の女性が襲われたばかり。いったいどうなっているんだ!」
「カワウソは川のピットブル。可愛いけど怖いし、貝などを食べるための強靭な顎と歯を持っている。」
「カワウソはなぜ子供を水中に引きずりこんだのだろう。何か怒らせるようなことをしたのでは?」
「襲われた場所はカワウソの縄張りだったのよ。」
「母子はカワウソを挑発するようなことはしていなかったようだけど、どのようにすればこのような事故を防げるのだろうか。」
「これは怖い。」

ちなみに2017年にはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の埠頭で、女の子がアシカに水中に引っ張り込まれていた。桟橋では数人の観光客がアシカにパン屑などの餌を投げ込んでおり、アシカは女の子が着ていた白いワンピースを餌と間違えた可能性が高いと報じられた。



画像は『ABC News 「River otter attacks mother, child while walking on marina dock: Officials」(Washington Department of Fish and Wildlife)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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