日本人の6割、悪の組織「ボスの名前」を知らなかった これはベガ様もブチ切れるレベル…

2

2024年09月23日 11:00  Sirabee

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

「悪の組織」というのは、漫画やアニメ、ゲームでは定番の存在。下っぱ、幹部、ボスなどの役職で構成されているのが一般的で、中には主人公サイドのキャラクター以上の人気を誇るケースも珍しくない。

さて、この「悪の組織のボス」の名前に関する認識が、男女で大きく異なっていることをご存知だろうか。

【関連記事】日本人の約9割が「ベガ立ち」の意味知らなかった これはベガ様もブチ切れるレベル…

 画像をもっと見る

■格ゲー史に残る「悪の組織」と言えば…

格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズにおける悪の組織といえば、やはりシャドルー。1991年にリリースされた格ゲーの金字塔『ストリートファイターII』(以下、スト2)より登場した組織である。

1人プレイモードの終盤ではバイソン、バルログ、サガット、そして総帥のベガとの連戦が繰り広げられるため、この4キャラを「(シャドルー)四天王」と呼ぶ格ゲーマーは多い。

92年リリースの『ストリートファイターII’(ダッシュ)』では四天王の操作が可能となり、中でもベガは「ぶっ壊れキャラ」の代名詞として、全国のゲームセンターを荒らし回っていた。

余談だが、記者は生粋のバルログ使いで、『スト6』へのバルログ参戦を心待ちにしている身である。

今回は、このバイソン、バルログ、サガット、ベガの4名の名前だけを見ると、どのキャラが一番「悪の組織のボスっぽい」と感じられるのか、全国の10〜60代の男女719名にアンケート調査を実施することに。

その結果は…。

関連記事:みちょぱ「言っていいやつ?」 ノブコブ吉村、家族ができたことをデレデレ報告

■男女で回答結果が違いすぎる…

調査の結果、全体の40.3%が「ベガ」を選択していたことが判明。次に多いのが「バイソン」(29.6%)で、「バルログ」(18.8%)、「サガット」(11.3%)と続く。

「流石はベガ様、格ゲーマー以外にもその名が広く知れ渡っているんだな…」と、シャドルーキャラを使用する身として、感動した思いだ。

今回のアンケートで非常に興味深いのが、男女ごとの回答傾向である。男性は「ベガ」の回答割合が非常に大きく、10〜20代は半数以上、30代は7割超、40代も約7割が「ベガ」を選択しており、この辺りは『スト2』リアルタイム世代を含むためだろう。

一方、女性の多くは「ボスっぽい名前はバイソン」と感じていることが判明。

ほぼ全世代で4割前後が「バイソン」と回答しており、60代女性に至っては半数が「バイソン」を選択している。この傾向の違いは、何が原因なのだろうか…。

そこで続いては、人気配信者として活動中だが、その正体はシャドルーのクローン技術によって誕生したサイコ無職であるストーム久保氏に、今回の調査結果を分析してもらうことに。

その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ…。

関連記事:バービー、出産2週間前に転院していた 涙を浮かべその理由を告白「お産は理屈じゃなかった」

■じつは「バイソン」も間違いではない

今回の結果を受け、久保氏は「『バイソン』と『ベガ』の字面や語感だけで判断すると、バイソンの方が強そうに感じますし、実際に口に出すとさらにバイソンの方が強そうな気がします」と大きく頷く。

続けて「しかし、『ストリートファイター』を知っている男性からすれば、ベガこそが『悪の組織のボス』なのでしょう。つまり、これは既にベガの洗脳済みの男性が多いということです」と、大胆な説を提唱したのだ。

なお、じつはシャドルー四天王には「国内外での名前入れ替え問題」という、複雑な事情が存在することをご存知だろうか。じつは、考え方次第では「バイソンがボスの名前」という回答は、間違いではないのである。

こちらの話題について、久保氏は「海外では様々な事情でベガがバイソン、バイソンがバルログ、バルログがベガ、というように名前が入れ替わっており、これがとても厄介です」と、眉間に皺を寄せつつコメント。

その代表的な事例が「海外勢との対戦時の意思疎通」である。

久保氏からは「海外大会で対戦する相手のキャラクターが何なのか聞くと『BISON』と言われたので、試合が始まるまでバイソン対策を考えていたら、突然ベガが出てきてパニックになった経験があります」「しかし、これは嘘をつかれたワケでもなんでも無く、私が無知なだけでした…」とのエピソードが語られたのだった。

この事情がより複雑となるのは、日本勢が「海外だと名前が違うんだよな」と理解していても、海外勢が「日本だと名前が違うんだよな」と気を利かせてくれたケースである。

記者も以前、海外からの遠征勢と「英語圏だとバルログはベガだよな」という認識のもとで会話をしていたのだが、その相手が「日本の呼び名」を知った上でキャラの呼び名を「日本式」に合わせてくれたため、会話が途中で噛み合わなくなる…という悲劇が発生したのだ。

こうした問題について、久保氏は「大会に出るようなゲーマーは、そういったややこしさを解決させるため、キャラの特徴から世界共通で使えるあだ名を作ります」と説明する。

こうした事情もあって、海外の大会ではバイソンを「ボクサー」、バルロを「クロウ」(爪)、ベガを「ディクテイター」(独裁者)とも呼んでおり、久保氏も名前の勘違いがなくなったそうだ。

関連記事:バナナマン設楽、そば屋で“アレ”頼む人理解できず… 「ちょっと変わってません?」

■『スト6』のベガ、どんなキャラ?

6月26日に、記念すべき「四天王の1人目」として『スト6』に参戦したベガだが、最新ナンバリングのストーリーではどのような立ち位置にいるのだろうか。

近年のベガの歩みについて、久保氏は「前作『ストリートファイターV』では衛星兵器を使って本格的に世界を滅ぼそうとしていたベガですが、リュウに敗北し、体が崩壊して消滅しました」「世界征服よりも『強いやつと戦うこと』が本当の望みだったのか、負けたにも関わらず満足しながら消滅していったように思えます」と説明する。

続けて「しかし、そんなベガの気持ちを無視し、シャドルーの残党は第2のベガを作ろうとして、ベガと同じ力を持つエドを利用するなど、迷惑な行為を続けています」と、コメント。

だが、すぐに「…いえ、拉致・洗脳・破壊活動をしていた元のシャドルーの方が良くないですね。『スト6』でベガは復活しましたが、シャドルーの残党はいつまでも見つけられず、無駄な活動を続けてほしいものです」と、シャドルー穏健派としての意見を寄せてくれた。

ストーリー的には微妙な立ち位置にいる現状のベガ(およびシャドルー)だが、そのキャラ性能には恐ろしいものがあるという。

久保氏からは「『スト6』のベガは凄まじいキャラで、状況にも寄りますが、2回コンボを決めれば勝てる爆発力を持っています」「さらに、対処されづらい必殺技を複数実装しているため、カジュアルに使っても強く、プロシーンでも活躍しているキャラクターです」とのコメントが。

また、久保氏は「言いたくないですが、エドモンド本田の完全上位互換となっており、数多くの力士を引退させた罪深い性能をしています」とも説明しており、身に覚えのあるベガ使いも多いのではないだろうか。

明日24日より、『スト6』では新キャラのテリーが追加される。我らがベガ様とのキャラ相性が、気になるばかりだ。

【PS5】ストリートファイター6
6,748円
Amazonで見る

PR

【SONYライセンス商品】ファイティングスティックα for PlayStation®5, PlayStation®4, PC【PS5,PS4両対応】 (通常版)
19,548円
Amazonで見る

PR

関連記事:江頭2:50、購入した車が1年以上届かず「我慢の限界」 店を突撃すると…“偉い人の対応”にファン爆笑

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

・合わせて読みたい→バナナマン設楽、そば屋で“アレ”頼む人理解できず… 「ちょっと変わってません?」

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年6月13日〜2024年6月20日 対象:全国10代〜60代男女719名 (有効回答数)

    前日のランキングへ

    ニュース設定