“マグロの焼き肉”に“駅ナカジューススタンド”!?「松屋」「モスバーガー」「金の蔵」…お得で美味しい“新業態”続々オープン!【ひるおび】

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2024年09月24日 15:59  TBS NEWS DIG

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大手牛丼チェーンが「石焼専門店」を出したり、有名ハンバーガーチェーンがヘルシーな「ドリンク専門店」を出したり・・・
今、大手有名チェーンが、お得で美味しい新業態を続々オープンしています。

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牛めし「松屋」が‟石焼専門店”オープン!

コスパもタイパもいい牛めしを提供する「松屋」。
そんな「松屋」を運営する松屋フーズホールディングスが2024年8月に始めた新業態が、
ビビンバやスンドゥブなど、熱々の韓国料理が楽しめる石焼専門店『トゥックン²』です。
トゥックントゥックンは、韓国語でアツアツという意味。

ーーなぜ石焼専門店を始めたのでしょうか?
トゥックン²羽村店 福士紗央里店長:
松屋では男性のお客様が多い中、こちらの店舗では家族連れのお客様や女性のお客様に多くご来店していただいております。

この店のターゲットはファミリー層。席は広々としたテーブル席。料理は長時間冷めない
石焼きにして、韓国料理の人気メニューを提供しています。

そんな新業態の店には「松屋」ならではの強みが。
使われている牛肉は「松屋」と同じものを使用。
さらにこれまでのメニュー開発で培ったソース作りの技術を生かし“味変用”のソースバーを設置しました。
予想以上の人気ぶりに、2店舗目も検討中だそうです。

松屋フーズは、すでに生パスタ専門店「麦のトリコ」や、カレー専門店「マイカリー食堂」など新業態の店をオープン。

大きなセントラルキッチンを持ち、松屋各店舗で使う牛めし用の牛肉や定食用のハンバーグなどを調理していますが、この「牛肉」を石焼専門店と、「ハンバーグ」をカレー専門店と共通で使うことで調理のコスト削減や、人手不足の解消につなげています。

「モスバーガー」が‟ドリンク専門店”オープン!

ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の運営会社モスフードサービスが2024年8月にオープンさせたのは池袋駅・東武東上線の改札内にある『Stand by Mos』です。
バーガーではなくドリンクの専門店で、トマトやリンゴ、イチゴなど9種類。食材は、モスバーガーの契約農家で生産しています。
一番人気はトマトジュースで、モスバーガーにも使われているトマトを丸ごと1個使っています。

ーーなぜハンバーガーの具材を使ったドリンクスタンドを始めたのでしょうか?
株式会社モスフードサービス 山口さほりさん:
商品のモスバーガーで使っているトマトはバンズの直径に合わせたL玉規格と大きさが
決まっていてそれに満たないと使えないんですけれども、大きすぎたり小さすぎたりする
トマトやちょっと傷が入っているようなトマトをこちらのお店では使っています。
味わいとしては同じものを使っていますので、とても美味しいジュースに仕上がります。
年間約4.6トンのフードロス削減になります。   

「金の蔵」の運営会社が‟マグロ専門店”オープン

続いては、埼玉県の大宮に8月オープンした『マグロ*リスペクト』。
マグロを様々な形で味わえる新スタイルのマグロ専門店で、脂ののったマグロを焼いて
味わう‟マグロ焼き肉”が人気です。
舌の肥えた人も唸らせる高品質なマグロを提供するこのお店。どんなチェーン店の新業態かというと・・・居酒屋「金の蔵」の運営会社。

なぜ水産業に参入したのでしょうか?
「金の蔵」は2011年には全国に100店舗近くありましたが、
現在は池袋の1店舗のみになっています。
運営会社のSANKO MARKETING FOODS広報 慈道淳一さんによると、
「コロナ禍の影響で宴会需要が減ってしまい、閉店せざるを得なくなった店舗が多かった。漁協側から『産地を活性化してほしい』という相談があった」
ということです。

SANKO MARKETING FOODSは2020年に沼津の漁協と業務提携。
沼津漁港に社員を派遣し、さらに自ら船を出せるようになりました。

通常、魚が居酒屋に届くまでの流れは、
漁師→生産地の卸売市場→全国各地の卸売市場→小売店→飲食店
というのが一般的です。
SANKO MARKETING FOODSは自ら船を出しているので、魚は店舗に直接届きます。
これによりコストカットや鮮度の良さ、さらに希少部位を提供することにも
つながりました。

弁護士 八代英輝:
獲るところからできるというのはすごい強みですよね。

恵俊彰:
漁協側からの「産地を活性化してほしい」という願いも叶えているということですから。

なぜ大手飲食チェーンが次々に新業態をオープンするのか

経営コンサルタントの坂口孝則氏に聞きました。

現在、飲食業は▼原材料の高騰▼人手不足▼電気代や運送費などの上昇など様々な問題がありますが、飲食側が新業態をオープンさせることで▼コストの削減▼リスクの分散につながります。

また、消費者にとっても様々なジャンルの美味しいものを安く食べられるメリットがあるのでWin-Winの関係になっているということです。

(ひるおび 2024年9月24日放送より)

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