自民党総裁に「なってほしくない候補」ランキング…3位高市早苗、2位河野太郎より不評な1位は?【30代〜60代に聞いた】

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2024年09月26日 11:10  web女性自身

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自民党総裁選の投開票が9月27日に迫るなか、9名の立候補者が連日のように各地で論戦に臨んでいる。当選すれば事実上の総理大臣となるが、新たな舵取りによって国民の生活も大きく影響を受けそうだ。



いっぽう昨年は裏金事件や旧統一教会との癒着が取り沙汰され、党の評判を落とすことに。誰が新総裁に選ばれるかによって、党の支持率も左右されるだろう。



報道各社による世論調査では、石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安全保障相(63)が支持率の上位だった。だが演説会や討論会での発言が波紋を呼び、不信感をあおっている候補者も……。



果たして、世論が「総裁になってほしくない」と感じている人物は誰か。そこで今回は、世代別にそれぞれ男女500人を対象としたアンケート調査を実施。なお、30代〜40代と50代〜60代の調査では「総裁になってほしくない」と選ばれた上位3名が同一人物だったため、本稿では両世代の結果をまとめて紹介する。



まず3位に選ばれたのは、18歳から20代を対象とした「総裁になってほしくない ランキング」でも同じく3位だった高市早苗経済安全保障相(63)。



’21年の総裁選で後ろ盾となった安倍晋三元首相(享年67)の“継承”をアピールし、総合的な国力の強化や戦略的な財政出動などを公約に掲げている。9日の記者会見では、「経済成長をどこまでも追い求め、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい」と訴えていた。



男系男子による皇位継承を重要視し、選択的夫婦別姓への慎重姿勢などから保守層の支持が厚い。非核三原則についても「アメリカの拡大抑止の下にあるのであれば、『持ち込ませず』という部分についてはどう考えるのか。しっかり議論しなければいけない」と見直しを求め、注目を集めていた。とはいえ、強い独自色に不安を感じた人もいたようだ。



「選択別姓に消極的」(38歳・女性)
「保守色が強いと思いました」(39歳・女性)
「夫婦別姓反対を主張しているから。核兵器保有もやむを得ないという考えには賛同できないから」(43歳・男性)
「保守的な考えに偏っており、現在の日本社会の実情とかけ離れた政策を行ないそうなので」(54歳・女性)
「前回の総裁選で、安倍元総理の考え方を完全に踏襲する方向性を出していた人だから」(64歳・男性)



続いて2位は、河野太郎デジタル相(61)。18歳から20代を対象とした「総裁になってほしくない ランキング」では小泉氏と順位が入れ替わる結果となったが、デジタル化を推進する“押しの強さ”が不評のようだ。



これまで“押印廃止”など大胆な行政改革を行ってきたが、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させたマイナ保険証の導入には反対の声も多い。現行の健康保険証は12月をもって廃止予定とされているが、経過措置が最長1年間あるとはいえ、任意だったはずのマイナンバーカードが事実上の強制になることも懸念されている。



さらに今月3日にはXで《移行期間を経たうえで年末調整を廃止して、すべての国民に確定申告をしていただきます》と呼びかけ、総裁選でも“確定申告の義務付け”を公約に掲げている。だがマイナンバーカードで所得を把握されることや、税務署員の作業負担が増える可能性があることから批判の声が相次ぐ事態に。



いっぽう同日の会見では、世論調査で自らの支持率が下がっていることに言及した一幕も。マイナ保険証について不満の声が出てくることは「当然」と理解を示していたが、「承知の上で改革をしなければ国のためにならない」と意志を曲げることはなかった。以前からXで気に入らないユーザーをブロックするといった行動も波紋を呼んでおり、“高圧的に感じる”という人が多かった。



「態度が高圧的で自分の意見と異なる意見を全く聞き入れないし、何様かと思うから」(47歳・女性)
「SNSで都合の悪い意見をブロックしたり、マイナンバーの紐付けなど国民の意見とは真逆を行ってるからです」(39歳・男性)
「国民の声を聴かずにマイナ保険を強制的に進めることに疑問を感じるからです」(47歳・男性)
「マイナンバーカードに機能を集めすぎている。保険証の廃止はとんでもない暴挙だと思う」(64歳・男性)
「周りの意見を聞かずに一人相撲をして、空回りしてしまいそうな危険を感じる」(67歳・男性)



残念ながら1位に選ばれたのは、小泉氏。演説会や討論会を重ねるにつれ、雲行きが怪しくなってきている模様だ。当初は若年層からの人気が高かったが、18歳から20代を対象とした「総裁になってほしくない ランキング」では2位に。



環境相時代に推進したレジ袋の有料化が反感を買っただけでなく、要領を得ない発言は“進次郎構文”と呼ばれるなど否定的な声が上がっていた。総裁選では父・小泉純一郎元首相(82)譲りの「歯切れの良さ」や「ワンフレーズ」が目立つが、質問をはぐらかすような回答や具体性に欠ける主張は多くの国民をあ然とさせている。



例えば告示を迎えた12日夜に、他候補者らと『報道ステーション』(テレビ朝日系)に生出演した時のこと。小泉氏が菅義偉元首相(75)の支援を受けていることから、大越キャスターが「菅さんを慕う人たちがある意味、派閥のようになっていることはないですか?」と質問した。



すると小泉氏は「菅さんであろうと誰であろうと、選挙になったら応援してくれたら1番ありがたいですよ。もう誰でも応援してほしいです」と自信満々に語り、質問の意図を理解していないようにも映っていた。



公約では選択的夫婦別姓の導入や雇用規制の見直し、ライドシェア全面解禁などを掲げているが、主張の根拠や動機が判然としない部分も多い。論戦の弱さが露呈したことによって、「経験不足」だと感じる人が目立った。



「知名度は高いがリーダーシップを取れるほどの実力がないから」(52歳・男性)
「人気はあるけど実績がない世襲議員は人の上に立つべきではない。人気投票ではないから不適格」(47歳・男性)
「もう少しいろいろな役職をやって役人とのパイプや使い方を磨いてからやらないと人気だけでなにもできないだろうから」(46歳・男性)
「経験が足りない。結局他の年長者に利用されてしまい、自民党は変わらない」(68歳・女性)
「経歴や実質の政治手腕にまだ浅すぎるのでもう数回総裁選を先延ばしにしてもいい。発言内容に稚拙な部分があるのでもう少し政治家として学んでほしい」(65歳・女性)

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