女子高生と教師、禁断不倫の結末は。学校関係者にキョロキョロ、デートはラブホばかり…「大人の魅力」は幻想だった

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2024年10月03日 16:00  女子SPA!

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※写真はイメージです(以下同)
10月1日スタートのドラマ『3年C組は不倫してます。』(日本テレビ系)が放送前から大きな反響を呼んでいます。高校生の妊娠、不倫といった多様な恋を描くサスペンス。第1話は「不倫の恋にあんな報いが待っているなんて」という台詞で幕を開け、既婚者が未成年にパパ活を迫るシーンも。

もちろん高校生との不倫はあり得ない行為ですが、40代が高校時代を思い起こしてみると、当時は不倫している同級生が多数いたように思います。

そこで注意喚起の意味を込めて、現在は都内で平穏な結婚生活を送る加奈子さん(仮名・40歳)に「高校生時代に部活の顧問の不倫相手でした」という、当時の様子を振り返ってもらいました。

◆部活後のドライブで会話が増え、存在感が大きくなった

加奈子さんが生まれ育ったのは東北地方の田舎町。上京を夢見て勉強に励み、合格を勝ち取った第1志望の進学校で出会ったのが、部活の顧問である30代前半の体育教師でした。

「イケメンでも、話が面白いわけでもなく、女子生徒にキャーキャー言われることもない普通の先生でしたが、同年代の男子が幼く思えていた私にとっては、先生の落ち着いた雰囲気がとても居心地良く感じたんです」と、加奈子さん。

とはいえ、最初から異性として意識し合っていたわけではなく、加奈子さんが悩みを打ち明けたことをきっかけに、先生との距離が近づいていったとのこと。

「街灯も少ない田舎町なので、部活の帰りが遅くなると、家が遠い生徒を先生が送り届けてくれることがありました。距離的に、私はいつも最後。ある日、みんなが降りて先生と二人になったときに、当時思い悩んでいた友人関係について相談したら、車を停めて真剣に聞いてくれたんです。

先生という立場からではない、同じ目線に立ったアドバイスもしてくれて……。それからの帰り道はだんだんとプライベートな会話が増えていき、遠回りをしてドライブするようにもなり、いつしか先生と過ごす時間の存在感が私の中で大きくなっていきました」

◆両想いが嬉しくて「不倫でもいい」と承諾

車内での会話から先生が円満な夫婦生活を送っていることもわかっていましたが、想いを抑えきれなくなった加奈子さんは、帰路のドライブで夜景を見に行った際に告白。先生も同じ気持ちだと言ってくれたものの、「結婚しているから、加奈子を幸せにすることはできない」とも言ったそうです。

「当時の私は不倫がどれだけのことかもよくわかっておらず、先生が同じ気持ちだったことがとにかく嬉しくて、それでもいいと答えました」

◆学校関係者の目を避け、デートはラブホテルばかり

こうして始まった加奈子さんと体育教師の高校生不倫。しかし高校生の彼女にとって、不倫という現実は想像以上につらいことが多かったと言います。

互いの気持ちを確かめ合った後は、帰路の車内も恋人同士のドライブそのもの。週末には隣県でのデートも楽しむようになりました。

加奈子さんにとっては初めて訪れる所ばかりで、大人の男性とお付き合いをしているという高揚感に包まれる一方、常に周囲を気にしなければならず、心から楽しむことはできなかったそう。

「人目を忍んで隣県まで足を延ばしても、都会と違ってスポットは限られますから、学校関係者や生徒と遭遇しないかとキョロキョロしてばかり。そんな気疲れもあり、体の関係を持ってからは、隣県のインターを降りてすぐのラブホテルが毎回のデートコースになっていきました」

先生は初めてカラダを許した相手でもあり、加奈子さんは教師と生徒を超えた関係にどんどんのめり込んでいきます。

◆順番が違ってたらほかの女子生徒と付き合ってた?

それに伴い、当初は気にも留めていなかった「妻」の存在も意識するように。ホテルでのインドアデート中、加奈子さんがうたた寝をしていると、トイレの中から妻と電話する先生の声が漏れ聞こえてきたこともあったそうです。

「今ならLINEでこっそり連絡するのでしょうけれど、当時の携帯電話は通話ができるのみ。先生は私が寝ているすきに、帰りが遅くなると奥さんに連絡していたみたいです。夕飯に何か買って帰ろうか? なんて優しいトーンで話していて、ベッドでひっそり涙を流したことを覚えています」

先生と一緒にいるときは好きな人と過ごす幸せに満たされるものの、一人になると、妻との関係が良好なのになぜ私と不倫しているのか、送り届ける順番が違ったらほかの女子生徒と付き合っていたのではないかといった思いが巡り、気分が落ち込む日々。

友人たちと恋愛トークで盛り上がっているときも、自校の先生と不倫中とは言えず、相談はおろか、恋バナすらできずに一人で抱え込んでいたと言います。

◆友達と恋バナもできず……感情が不安定に

「友達と、彼氏とこんなことがあってとか、こういう時どうしてる? みたいな話もできないし、学校で先生がほかの女子生徒と楽しそうに話していても感情を抑えないといけない。夜は今ごろ奥さんとどう過ごしているんだろうなんて考えたりもしちゃって、一緒にいるとき以外はつらいことしかありませんでした」と加奈子さん。

そのうち先生と一緒にいても、家庭での様子を執拗に聞き出そうとしたり、学校でのつらさを先生に泣きながらぶつけたりと、感情のコントロールができなくなっていったとのこと。

耐え切れずに何度か別れ話を切り出したそうですが、結局は互いに好きな気持ちに嘘をつけず、不倫関係を続けたまま高校の卒業を迎えます。

◆「大人の魅力」は勘違いだったと気づいた

高校卒業後、加奈子さんは希望通り都内の大学に進学。しばらくは遠距離恋愛をしていたそうですが、大学でさまざまな男性と知り合う中で、先生への想いは急速に薄れていったとのこと。

「恋愛経験も少ない田舎の高校生だった当時の私には、先生がすごく大人の男性に見えたのですが、都会に出て、勘違いだったことに気付いたって感じです(笑)。先生とは、最後に電話で別れ話をしてそれっきり」

「ただ、今になって振り返ると、背伸びした恋愛に酔いしれていただけで、不倫の罪悪感もなく、自分のことばかり考えていたと恥ずかしく思います。

若気の至りという言葉で片づけるには奥様に申し訳が立たな過ぎて、どうかバレていませんように、先生と奥様が幸せに暮らしていますようにと、ただただ願うばかりです」

大人になり、結婚して妻となった今、当時は気付けなかった不倫の重みに懺悔するとともに、夫が若い女性になびかないよう、目を光らせているそうです。

<文/はつ>

【はつ】
各々が遭遇した小説より奇なる日常にスポットをあてるフリーライター。趣味は心理学的観点からの人間観察と全国の赤提灯巡り

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