「恐ろしい」斎藤前知事 YouTube番組で展開した“持論”…応援の声もネットでは「やっぱズレてる」

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2024年10月04日 19:10  web女性自身

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パワハラなどの告発文書を巡り兵庫県議会から不信任決議を受け、9月30日に失職した斎藤元彦前兵庫県知事(46)が10月3日、インターネットメディア『ReHacQ』に生出演。自身の近況や一連の騒動を振り返って率直な思いを語った。



動画内で、斎藤氏は出直し選挙に向けて「駅の街頭活動などをさせてもらってる」と近況について話し、この半年間、県政を混乱させたことについて「県民のみなさんに対して大変申し訳ないと思っております」と反省の弁を述べた。



法令違反や道義的責任については「法的に問題があるということは、公益通報の対応も含めて、私はなかったと思っています」と改めて“適法”との考えを明言。「私の中でやっぱ同義的責任っていうのは、辞職につながる」と述べ、「この問題は辞職をすると言うことが責任の取り方ではなくて、間違ってたこと、知事としてダメなことがたくさんありましたので、そういったところを改めて反省して、もう一度県政を前に進めていきたい」と考えを述べた。



机を叩く、付箋を投げた、知事の動線の確保、“重要”なことについては厳しく叱責したことはある、と一部のハラスメントを認め、反省の弁を述べた一方で、内部告発への対応については、一貫して内部告発であると認めていないため「法的な責任はない」「道義的責任は辞職することではない」と主張した。






■「私が直接ハラスメントをしたってことはないですね」



司会の高橋弘樹氏(43)が、あくまで一般論として「自身の言動が原因で職員が亡くなったら辞職に値する道義的責任がありますか?」と問うと、斎藤氏は「どういった状況か、どういった背景かによると思いますね。”はい”か”いいえ”では答えにくいところがある」と明言は避けた。



高橋氏が再び一般論として「どういった背景なら道義的責任があると思うか」と問うと、斎藤氏は「よくあるのが直接の上司と部下同士で、課長さんと係長さんとかで、日常的にずっとハラスメントの行為を続けたり、社会通念上の度を超えた、人格を否定する行為などをし続けたりすることによって精神的に病まれて、それが結果としてそういった(死亡する)ことになれば、これは本当にハラスメントとして明確に認定される可能性が高いですから、社会通念上の範囲を超えた過度な指導の場合は、上司にも一定の責任は出てくるかなと思うんですね」と回答した。



高橋氏が「大事なところ」だとして改めて、2人の死と知事の言動について「知事はあまり因果関係はないとお考えということでよろしいですか?」と問い直すと、斎藤氏は「そうですね。亡くなったことは 本当に悲しいことですし、辛いことで、それぞれの職務を一生懸命やって いただいてました」とした上で、優勝パレードを担当した元課長の死については、「いろんな業務負担の中で心身を崩されたということだと思いますけど」と私見を述べた。



そして、「私自身はその課長さんとほぼ直接何かを指示をしたりとか、注意したりしてないので、部長さんとか次長さんと基本的にやってましたので、直接その課長さんと接することはほぼなかったということですね」と主張。「その方が体調を崩されるということに関して、私が直接ハラスメントをしたってことはないですね」と自身とは無関係だとした。






■「なぜ亡くなられたんだっていうことは私自身もわからない」



また、元局長については、食事に行ったこともあり懇意にしていたとして、告発文書を書かれたことに驚いたとコメント。その上で、「彼に対して直接仕事の中でハラスメントをしたことはない」と断言。内部調査で処分を下したことについては「本人も確かに処分に対しては不満があったかもしれないですけれど、第三者機関や百条委員会の設置に対して確か前向きな反応をされていて、なのでそこはぜひ出席して、なぜ斎藤に対する不満があったりとか、県政に対する何か思いがあるんであれば、ぜひ説明をしてほしかったんですね。本人もそのつもりだったのに、なぜ亡くなられたんだっていうことは私自身もわからない」とした。



元局長が、亡くなった際に「一死をもって抗議する」とのメッセージを残していたことについては、「今報道で、私が直接死因の一つになってるっていうこと、確かに“一死を持って抗議する”ってものが書かれたという報道がされてますが、何に対する抗議かとかって言うのはわからない世界もある」と持論を展開。「私が何かしたことによって、本人にもちろん仕事の中で直接ハラスメント行為をしたこともないですし、感謝、信頼してる方だったので、私はなぜ亡くなったのかってこと自体が、すごくわからないところもありますし、きちんと百条委員会で説明して欲しかったですね。そういう意味では残念です」と述べた。



また、斎藤氏は改めて、3月12日の文書が公益通報にあたるのかについて「保護されるべき外部通報には当たらない」という見解を示し、懲戒処分について、本人が不満があるのであれば、不服申し立てをすれば良いとの認識だったとした。なお、元局長は不服申し立てをしなかったことについて、6月「自分は人事課のOBです。自分の後輩たちが今回の件で深く関わっています。その後輩たちを訴えることがどんなに辛いことかご理解いただきたいと思います。不服申立てをしなくても済む可能性が少しでも残っているのなら、それをギリギリまで待ちたい、そういう思いです」と説明していた。



また、元局長への処分は、告発文書のほかに、業務用パソコンで作成したプライベート文書など3つの問題を対象にしている上、内部告発に対する処分ではないので法的にも問題ないという主張を崩さなかった。



YouTubeのコメント欄には《斎藤氏の実直さが良くわかる会見でした 今迄の誹謗中傷に立ち向かえた 鋼のメンタルは、全て県民の為だったのですね…》《兵庫県民です。次も斎藤さんに投票するつもりです》《斎藤前知事を応援しています!税金の無駄遣い放題の井戸県政、古い体質から脱却し、改革を進めてください》と斎藤知事を応援する声が相次いで寄せられていた。



しかし、ネット上では、斎藤知事の説明に納得がいかないと言うコメントが溢れている。特に、2人の職員の死と自身の言動には因果関係はないとし、さらに「なぜ亡くなったかわからない」と述べたことに対し衝撃が広がっている。



《2人のうち1人の原因は確かに表に情報でてないけど、もう1人の自殺は『死をもって抗議する』が遺書でしょ なぜ亡くなったかわからないはいくらなんでもないだろ〜〜》
《「自分は『直接には』やっていない」ということで逃れようとしているのかなと思います。が、組織としてそのようなものであれば、上の者が責任を取るのは当たり前だと思います。その自覚がないのであれば、自治体の首長としての資質がないのだと言えるでしょうね》
《この期に及んでまだこんな発言するのには心底呆れるというか、恐ろしい》
《この人やっぱりズレてるんよね。 直接的なハラスメントはしてないっていうけど、じゃあ間接的だったらいいの?てなる》

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