着物がなかなか返却されないことに、私は不安になってきてしまいました。すると1ヶ月以上経った頃、ようやく連絡が! 義姉の自宅を訪ねてインターホンを押すと、やつれた義姉が出てきました。その覇気のない姿に私は驚きます。
まさか流産していたなんて……。なかなか連絡がなかった理由がようやく理解できました。義姉は泣きながら気持ちを切々と話します。その悲しみが痛いほどに伝わってきて、私は背中をさすってあげることしかできませんでした。
クリーニングに出したと言いながら、なかなか着物を返却してくれない義姉。なぜ連絡がないのだろうと思っていたら、なんと流産していたというのです。きっとそのせいでバタバタしていたのでしょう。
涙ながらに流産のことを話す義姉に、私はただただ寄り添うことしかできませんでした。帰りには義姉も少しスッキリした顔をしていたので、誰かに話すことも大切なのかもしれません。
ところが帰りぎわ、着物のことを聞いたらいきなり「無神経!」と怒鳴られたのです。着物の話を持ち出すタイミングが悪かったのでしょうか……? 私はあっけに取られてしまいました。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子