限定公開( 2 )
「確率は収束する」を実際に目で見て体験できる装置がX(Twitter)で話題です。数学が面白く感じるきっかけになりそうな投稿に、「何コレほしい!」「ぜひ学校教育の教材にしてほしい」など反響が寄せられています。
●数学って面白い!
投稿したのはmath channel(マスチャンネル)代表の横山明日希さん。「二項分布が正規分布になる様子が観察できる玩具、弊社教室でも地味に人気です(遊べて3分くらいが限度ですが)」とゴルトンボードと呼ばれる確率の収束を観察できる装置を動画で紹介しています。
「二項分布が正規分布になる」とは、コイントスのように「表が出る」「裏が出る」と2つの異なる結果になる試行を積み重ねると、試行回数が多いほど結果が平均(表50%、裏50%)に近づいていくということ。数学の世界では「中心極限定理」と呼ばれています。
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●確率の収束を観察してみよう
紹介されている装置は、底のくぼみに大量の玉がたまっており、ひっくり返すと区画分けされた下部に落ちていく仕組み。中間部分には、玉が左右に分岐する道が枝分かれするように配置されており、玉は“50%の偶然”を繰り返しながら下に落ちていきます。
玉が落ちていくと、真ん中付近の区画に玉が多く集まる左右対称の山型が形成されはじめます。偶然の積み重ねのはずが、正規分布に近づいていく様子を目で見て確かめることできます。確率ってスゲー!
投稿は記事執筆時点で1万件のいいねを突破。ユーザーからは、「めっちゃ面白い!!! 欲しい!!」「二項分布と正規分布という概念を知らないけど何これすごい」「こういうの子供に見せて数学に興味持ってくれないかな」「見ていてとても気持が良いです」などの反応が寄せられています。
投稿者の横山さんは、講演やスクール、著作、イベント、クイズなどを通して数学の面白さを伝える活動に尽力中。算数や数学を楽しく学ぶ動画を作成し、YouTubeチャンネル「マスチャンネルTV」で公開している他、Xでもさまざまな数学の面白ネタやクイズを投稿しています。
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動画提供:横山明日希さん
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