農村と都市の教育格差が大きな問題となっている中国。そんな中、中国の農村で活動する合唱団の子どもたちが日本の演奏会に参加しました。
【写真を見る】「大都市の子どもたちと比べると視野が広くない」中国で農村と都市の教育格差が問題に 農村で活動する合唱団の子どもたちが日本で感じたこと
中国・河北省の農村で活動する「荷風児童合唱団」。
「足りない。もっと声を出して」
猛練習を重ねているのは、音楽を学ぶ日本の高校生との演奏会に参加するため。もちろん初めての海外です。
小学4年生 位趙夢涵さん
「(日本の)高校生と交流して、彼らの歌の上手さの秘訣を知りたいです」
今回、中国のNGOなどの企画で、およそ80人の子どもたちの日本訪問が実現しました。都市と農村の教育格差が問題となっている中国ならではの意義もあるようです。
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引率した劉文佶主任
「(農村の子どもは)大都市の子どもたちと比べると視野が広くありません。音楽を通して視野が広くなり、交流の機会も増える、これが重要だと思います」
会場に到着すると。
小学4年生 位趙夢涵さん
「このメイク似合ってる?似合ってる?」
いよいよ本番。高校生とも一緒に歌いました。
共演した高校生は…
武蔵野音楽大学附属高校 小林咲良さん
「本当に楽しそうに歌っているのを見て、もっと頑張らないとなと思いました」
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歌いきった子どもたちもこの笑顔です。
小学4年生 位趙夢涵さん
「日本の人たちの上手な歌を聞いて、自分ももっと上手くなろうと思いました」
引率した劉文佶主任
「子どもたちの成長にとって重要な経験で、生涯忘れられないものになると思います」
“歌の練習を続け、また日本に来たい”。子どもたちの夢はさらに膨らみます。