DeNAの森原康平が29日、球団事務所にて契約を更改。「1億円です」と大台に乗ったことを明らかにした。
クローザーとしてキャリアハイの29セーブをマークし日本一に貢献。大台突破に「自主トレのトレーナーと1つ約束したんで、それを果たせたということは良かったです。また喜んでくれる人もいるので、応援してくれてる方々には1つ恩返しを返せた部分でもあるのかなっていう風には思います」と表情を崩した。
球団からは「頑張ってくれてありがとうっていう言葉と、自主トレメンバーがみんな良かったんで、そこも踏まえてのありがとうと言ってもらいました」と労われ「僕、正直自主トレメンバーが今年、みんなキャリアは出してくれたんで。自分のことより正直それが1番嬉しい」と声を弾ませた。
今シーズンには「シーズン入る前にうまい選手より強い選手というテーマを自分の中に設けて。その強いというのは、フィジカル的にもメンタル的にも強くありたいっていうのがあったので。1年間シーズンも踏まえて完走できた、最後まで投げ抜けたっていうところで、強い選手っていうところは達成することができたのかなっていうようなシーズンでした」と胸を張った。
クローザーの座には「自分でコントロールできないですし、投げたいから投げれるってものじゃないんで。全力でアピールするんですけど」としながら「その時の自分の仕事をやり続けたいなっていうスタンスは変わらないですね」とそこまでのこだわりはないと告白。
来季には「立場も年齢もあると思うんで。自分のこと以外にも、チームにとして何ができるのかっていうところに、これまで以上にフォーカスしてやっていきたいなっていう思いです」と決意した。
楽天から移籍して3年目。来季もベイスターズになくてはならない存在として、来シーズンはペナントを奪いに行く。
取材・文・写真:萩原孝弘