オリオールズ、菅野智之との契約合意を発表　単年1300万ドル、球団4人目の日本人投手獲得

◆ 1年1300万ドルで契約合意

　現地時間16日、ボルティモア・オリオールズが菅野智之投手（35）との契約合意を発表。球団公式X（旧ツイッター）は「菅野 智之投手、オリオールズへようこそ！」と日本語で投稿し、入団を伝えた。

　菅野は2012年のドラフト会議で1位指名を受けて巨人に入団。2017、2018年と2年連続で沢村賞を受賞するなど、12シーズン通算で136勝74敗、防御率2.43を記録している。侍ジャパンとして2015年にプレミア12、2017年にはWBCに出場。2020年オフにもポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指したが、契約合意に至らず巨人に残留していた。

　今季は24試合に先発して15勝3敗、防御率1.67、156回2/3で111奪三振という好成績を残して最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。自身4年ぶり3度目となるセ・リーグMVPに輝き、オフに海外FA権を行使した。

　オリオールズは昨季101勝を挙げて球団9年ぶりの地区優勝を果たすと、今季は91勝71敗という成績で地区2位に入り、ワイルドカード1番手を獲得して2年連続でポストシーズンに進出。日本人選手の加入は上原浩治、和田毅、藤浪晋太郎に続いて球団4人目となった。