ソフトバンク、甲斐拓也が巨人へFA移籍 正捕手移籍の穴をどう埋める?

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2024年12月17日 17:04  ベースボールキング

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ベースボールキング

ソフトバンクから巨人へFA移籍した甲斐拓也
 ソフトバンクからFA宣言した甲斐拓也の巨人移籍が決まった。ソフトバンクにとっては、経験が必要なポジションなだけに、“扇の要”の移籍は大きな痛手である。

 20年からの直近5年のソフトバンクの捕手事情を見ると、甲斐が100試合以上に出場し、21年は全143試合でマスクを被り、22年が130試合、23年が139試合、そして今季は117試合捕手で出場した。

 甲斐に頼りっきりの状況が続いているが、長年抑え捕手を務めてきた高谷裕亮が21年に現役引退した後、嶺井博希をFAで獲得したり、今季も海野隆司が大関友久、大津亮介が先発の時にマスクを被ったりと経験を積んではいる。

 打撃が売りの谷川原健太もいる。谷川原は外野と捕手の併用で昨季は61試合に出場したが、今季はファームではチーム最多の65試合でマスクを被り、捕手としての経験値を積んだ。シーズン最終盤に一軍に昇格し、バットでは4試合に出場して、打率.444、2打点をマークした。“打てる捕手”としての期待がかかる。

 正捕手候補がいるとはいえ、甲斐の経験、実績という穴は大きすぎる。ソフトバンクは05年に正捕手・城島健司がメジャーへFA移籍した後、低迷していない過去があることに加え、チームとして選手を補強する力があり、低迷という心配はなさそうだ。ただ、過去には横浜などでは、正捕手・谷繁元信が中日にFA移籍した後、長い期間低迷するなど、1人の捕手が多く守ってきたチームは苦しんだ例もある。

 来季はベテランの嶺井を含めた海野、谷川原を中心に一軍で起用していくのか、他の若手が一気に伸びてくるのか、それとも新たに捕手の獲得に動くのか。来季のソフトバンクの捕手の競争に注目だ。

【直近5年のソフトバンクの最多出場捕手と2番目に出場が多かった捕手】
▼ 2020年
104試合 甲斐拓也
32試合 高谷裕亮

▼ 2021年
143試合 甲斐拓也
20試合 高谷裕亮

▼ 2022年
130試合 甲斐拓也
45試合 海野隆司

▼ 2023年
139試合 甲斐拓也
40試合 嶺井博希

▼ 2024年
117試合 甲斐拓也
51試合 海野隆司

このニュースに関するつぶやき

  • 1人でどうにかするんじゃなくて、捕手で一つのチームを作って情報交換したりして誰が出ても良い結果にできるようにすればいい。
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