ロシアのプーチン大統領は、モスクワを訪問したスロバキアのフィツォ首相と会談しました。ウクライナが契約を延長しない方針を示しているウクライナ経由でのロシア産ガスの供給をめぐり協議したということです。
ロシア大統領府は22日、プーチン大統領がスロバキアのフィツォ首相とクレムリンで会談したと発表しました。
スロバキアはEU=ヨーロッパ連合の加盟国ですが、フィツォ氏は親ロシア的な立場で知られています。
スロバキアは、ウクライナを経由するパイプラインを通じてロシア産ガスを輸入してきましたが、ウクライナは年末に期限が迫ったロシアとのガス輸送契約を延長しない方針を示していて、フィツォ氏は、今回の会談でガス供給問題について協議したと明らかにしました。
ウクライナ経由でのロシアからのガス供給をめぐっては、モルドバもガスによる発電に頼っていることから、今月16日から60日間、非常事態宣言を発令することを決めています。
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