子どもが言葉を話せるようになると意思疎通ができてとても楽しいですよね。子どもは大人の常識にとらわれていないので、ときにはママが考えもしなかった不思議なことを言い出すもの。そんなひとときも子育ての幸せではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには「トンチンカンなことを言う5歳」というタイトルで、5歳のお子さんを持つママからこんな投稿がありました。
『「外出禁止ってどうして外に出ちゃダメなの?」と聞かれたから、「危ないからとかじゃない?」と答えたら「あ〜、石炭とかあるから?」と謎な返答がきた。こんな感じでときどき会話が成立しないんだけどヤバいかな? トンチンカンすぎてそれ以上会話を続けるのが面倒くさくて、「……そうかもね」と終わらせてしまう。こういうのがちょくちょくある』
お子さんの質問や物事の解釈が独特の世界観すぎて、ついていけないという投稿者さん。会話を続けることが面倒くさくなってしまうと綴っていました。会話が成立しないことに少し危機感も抱いている様子です。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたでしょうか。
意味不明な会話だけどかわいすぎる!
『5歳児との会話ってそんなものじゃない?』
『うちの息子も小さい頃そうだった』
『石炭って。かわいすぎる』
ママたちからは「石炭を出すなんて可愛い!」といったコメントが寄せられていた今回の投稿。外は石炭があって危ないから外出禁止にしないといけない。大人の考えからすると意味がわからないものの、5歳児の男の子から出た言葉だと思うと思わずクスっとしてしまう可愛さですよね。「うちの息子もそうだったよ」と、昔のわが子を思い出して微笑ましい気持ちになっているママもいました。
石炭を知っているなんてすごいよ!もっと突っ込んで質問してみては
『石炭を知っているだけすごいじゃん』
『石炭が危険だってイメージが強いんだろうね』
『えー面白いじゃん。「なんで石炭だと思ったの?」と聞いちゃうなあ』
『面倒くさくて終わらせるなんてもったいない。私なら面白いから突っ込むけどな』
今回の会話について投稿者さんは外出禁止の理由を質問されて危ないからと答えたのに、いきなり石炭の話になったことで「とんちんかんで会話が面倒くさい」と感じている様子です。しかしママたちからは「石炭なんて言葉が出てくるのがすごいよ!」といったコメントがありました。もしかすると息子さんは絵本やテレビなどで石炭を見て、燃えていて熱そうで危ないといったイメージを持ったのかもしれません。ママとの何気ない会話のなかでとっさに「危ない=石炭」と連想されたのだとすると、しっかり頭が働いていてすごいですよね。たしかに会話としては成立していませんが、そんな息子さんの想像力を素直に褒めてあげたらいいのでは? といったアドバイスも寄せられていました。
子どもなりに一生懸命考えている!トンチンカンでも問題ない
『「石炭って何だかわかるの? そんな言葉を知っているのすごいじゃん!」とかって反応してあげたら?』
『子どもなりにいろいろ考えて難しいことを理解しようとしているんだろうね。言葉を知らないから通じない会話になっているけど。汲み取って掘り下げて言葉を修正したり、一緒に考えたりしてくれたらものすごく伸びそう』
『外から聞いているだけだとめちゃくちゃおもしろい。汽車とか好きなの? 従兄弟の子は電車が好きで全てが電車関連の例えで返ってくるよ。内容は間違っていてもかわいいよ』
息子さんはきっと身の回りのことに興味津々なのでしょう。「外出禁止」という看板を見たり言葉を聞いたりしたことで、なぜ外に出たらダメなのか、危ないのか、など一生懸命に自分で考えている様子が見て取れますよね。大人からすると「そんな単純なこと質問しないでよ」「何を言っているかわからない」と思うことでも、子どもなりにたくさん考えて世の中のことを知ろうとしています。そんなわが子の様子を見て会話を面倒くさがるのではなく、反応して掘り下げてあげることで息子さんはさらに好奇心旺盛になるかもしれませんね。そしてこんなトンチンカンな会話も、今しかできないものではないでしょうか。5歳児の純粋な頭と心でひねり出した言葉たちは、数年後にはきっと宝物のような思い出になるはずです。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・神谷もち
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