餅つまらせる窒息事故 反応あれば「咳」させて!東京消防庁が注意を呼びかけ

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2024年12月29日 20:10  まいどなニュース

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餅などによる窒息事故に注意!※画像はイメージです(aomas/stock.adobe.com)

年末年始には、餅などを食べる機会が増えて窒息事故が多く発生しています。東京消防庁の公式Xアカウント(@Tokyo_Fire_D)が、もしもの時の「応急手当の方法」や「餅による事故を防ぐポイント」について解説しています。

【画像】12月から1月かけて窒息事故が多く発生!

窒息時、呼びかけの反応があれば「咳」をさせて!

餅などを食べ、喉を掴むような動作(チョークサイン)をしているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などにより気道が塞がれていることが疑われます。大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの搬送を依頼し、直ちに気道異物除去を始めます。(大声で応援を呼んでも誰も来ない場合は、119番通報とAEDの搬送はせず、直ちに気道異物除去を始めます。)

呼びかけて反応があれば、まず咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせます。咳もできずに窒息しているときは、誰にでも実施可能で比較的簡単な「背部叩打法(はいぶこうだほう)」で背中を叩きましょう。呼びかけに反応がない場合又は、反応がなくなった場合は、ただちに心肺蘇生を開始してください。

【背部叩打法】

▽傷病者が立っている、または座っている場合
傷病者の背中側から、片手の手のひらの付け根で、両側の肩甲骨の間を数回以上強く叩く。

▽傷病者が倒れている場合
傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支え、背部を叩く。

餅を食べる前に、お茶や汁物を飲んでのどを潤しておこう!

小さく切る、ゆっくり食べるなど、事故を未然に防ぐ工夫をしましょう。餅を食べる前に、「お茶や汁物を飲んでのどを潤しておく」ことも大切なんだそう。

【餅による事故を防ぐポイント】

・餅は小さく切って、食べやすい大きさにする
・急いで飲み込まず、ゆっくりと噛んでから飲み込む
・乳幼児や高齢者と一緒に食事をする際は、食事の様子を見守りなど注意を払う
・餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んでのどを潤しておく
・いざという時に備え、応急手当の方法をよく理解しておく

▽出典
・東京消防庁 公式X/12月から1月かけて餅などによる窒息事故が多く発生しています!
・東京消防庁 公式/餅などによる窒息事故に注意!

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