韓国南西部の空港で済州航空機が着陸に失敗し179人が死亡した事故をめぐって、韓国の事故調査委員会がブラックボックスを回収し、原因の調査を進めています。
事故が起きた務安空港です。機体の周辺では午前から警察がかばんなどの所持品の回収作業を行っています。
179人が死亡し、韓国国内で起きた航空機事故のなかで最も多くの人命が失われたとされる今回の事故。
韓国の事故調査委員会は、きのう調査官6人を現地に派遣し原因の調査を始めましたが、飛行データを記録した「フライトレコーダー」と、操縦室での音声を記録する「ボイスレコーダー」を現場から回収したということです。
しかし、フライトレコーダーの一部は損傷していて、韓国の国土交通省関係者は解析に1か月以上かかる可能性があるとの見方を示しています。
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また、国土交通省は、空港管制が鳥類に対する警報を出したおよそ5分後に事故が起きたと明らかにしていて、事故調査委員会はこうした状況についても詳しく調べる方針です。