中国のある男性は愛する女性と付き合っていたが、父親から「家系に合わない」という理由で交際を反対された。仕方なく別れた男性だったが、のちにその女性と父親が結婚していたという信じがたい事態に直面した。香港のニュースメディア『South China Morning Post』などが報じた。
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中国で昨年10月、中国銀行の会長兼中国共産党委員会書記を務めていた劉連舸(63)が贈収賄容疑で起訴され、会長の座を失い、党からも追放された。今年11月26日の裁判で、劉は総額1億2100万元(約26億円)を超える賄賂を受け取った罪で有罪となり、2年の執行猶予付きの死刑を宣告された。
裁判が進む中で、劉のスキャンダルまみれの私生活が浮き彫りとなった。香港のニュースメディア『South China Morning Post』によれば、劉は国有銀行の中でも最年少で会長に就任したことで注目を集めていた。しかし、出世の背景には高官の娘である妻の存在があったとも言われている。
その後、劉は妻と離婚し別の女性と再婚したが長続きせず、3度の離婚を経験していた。さらに、劉の4度目の結婚が明らかになったが、4番目の妻である周凡さんは劉の息子の元恋人であった。
劉は、息子から周さんと結婚を前提に付き合っていることを知らされたが、彼女が貧しい家庭の出身であることを理由に「うちの家系にふさわしくない」と交際を反対した。息子は周さんと別れるしかなかったが、その半年後、父親が周さんを妻として迎えたことを知った。
息子は、交際を反対された女性が父親と結婚したことに強いショックを受け、鬱状態に陥ったと伝えられている。
劉の有罪確定後、世間では彼のスキャンダルの多い私生活に注目が集まるようになった。劉は妻がいながら不貞行為を繰り返し、女性行員を自分のオフィスに呼び出して口説いていたと報じられている。劉の私生活について、ネット上では「人としての道徳に反している」「腐敗した役人たちを国が厳重に処罰すべきだ」といった批判が相次いでいる。
画像は『温哥华中文论坛 「标题: 现代版杨贵妃?传高官娶儿子前女友」(圖:翻攝自推特)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)