ロッテ、2025年こそ歓喜の秋だ!若手選手に聞いたリーグ優勝するために必要なこと

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2025年01月01日 00:06  ベースボールキング

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ロッテナイン (C)Kyodo News
 2025年が幕を開けた。ロッテは、Vision2025のひとつに“新たな常勝軍団”を掲げているが、2024年までにリーグ優勝を達成することができず2025年を迎えてしまった。今季こそ1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝、2010年以来の日本一を何が何でも勝ち取りたい。

 これまではクライマックスシリーズ出場、Aクラス入りで満足するマリーンズファンも多かったが、2020年以降の直近5年は2位、2位、5位、2位、3位と4度のAクラス入りを果たしており、目指すところは“頂点”しかない。

 マリーンズの選手たちも優勝を目指して戦っている。実際にプレーする選手たちに優勝するために必要なことについて、昨年10・11月に行われた秋季練習中に参加していた選手を中心に聞いた。

 昨季故障で出遅れながらも、一軍昇格後は課題だった好不調の波を小さくし74試合に出場して打率.290をマークした藤原恭大は「若手の力とスター選手がいないので、絶対しないと勝てない。優勝しているチームは顔になる選手がいる。そこが絶対条件かなと思います」とキッパリ。

 スター選手は藤原自身であるべきだと感じているのだろうかーー。

 「あるべきというか、そこはみんな、自分がという気持ちを持っていると思います」。

 新シーズンに向けては「結果というよりかは自分のやるべきこと、内容、今年(2024年)やってきたこと、内容にこだわってやっていければ結果はついてくると思う。結果というよりかは自分のやりたいことをしっかりできればいいなと思います」と意気込んだ。

 23年の秋季練習から“三遊間に低いライナーで打てる感覚”を身に付けるために必死にバットを振ってきた結果、昨季自己最多の119試合に出場して、打率.241、21打点、20犠打、10盗塁とレギュラーに近い位置まで登り詰めた小川龍成は「それぞれがレベルアップしてそれぞれが求められた役割をすることがいちばんだと思います。人それぞれ色々役割があると思うので、一人一人全うできれば、チームとして強くなるのかなと思います」と話した。

 優勝を目指すチームの中で小川は「守備においては本当に信頼されるところ、スタメンでもそうですし、いろんな場面がありますけど、守備においては一番信頼されるくらい。そこはこだわってやる」と決意を述べ、「バッティングにおいては本当に打つ人はいっぱいいると思うので、繋ぎだったり、自分でチャンスメイクとかも課題だと思う。そこでヒットが今より打てるようになれば繋ぎの部分でチームに貢献できるのかなと思う。そこを意識するのと、チームバッティング、小技だったりの部分はヤス(安田尚憲)だったり、ぐっさん(山口航輝)は求められていないところだと思うので、僕がしっかりそういった部分で信頼されるようにこれからもやっていきたいと思います」と力を込めた。

 今季こそレギュラー定着が期待される安田尚憲は「個々のレベルアップだと思うので、僕自身もしっかりレベルアップしてまずはやっぱりレギュラーシーズンの中でしっかり成績を残せるようにやっていけたらなと思います」と話せば、昨季は開幕からシーズン最後まで一軍でプレーした大下誠一郎は「とにかく一人一人が優勝するんだ、日本一になるんやという気持ちがあれば優勝できると思う。このチームでなんとか優勝したい思いは強い。しっかりやりたいなと思います」と決意。

 大下はオリックス時代にリーグ優勝を経験している。秋口になると、オリックスはチームの一体感がさらに高まったりしていたのだろうかーー。「なんていうんですかね、とにかく全力疾走、攻守交代をしっかりやった上で技術とかだったので、とにかくできることをきっちりやるのは大事だと思うし、全力疾走とかですね。中嶋監督にそういうところをよく言われましたね」。

 ここ数年は夏場以降に失速し、リーグ優勝争いから脱落してしまうことが多かった。今季こそ課題の夏場を乗り越え、シーズン通して安定して戦い、歓喜の秋を迎えたい。

取材・文=岩下雄太

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  • 毎度のベーキン岩下煽りに賛同する気は微塵も無い。強いチームは「撃てる」に限る。野球は点を獲る競技だからな。
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