妊娠中の女性が金髪にする意外な理由とは? 「金髪」が与えるイメージや影響【カラーのプロが解説】

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2025年01月06日 20:21  All About

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若い女性たちの間では、金髪はそれほど珍しくなくなってきました。さらに、妊娠中の女性も金髪にする人がいるようです。今回は、その意外な理由や金髪が与えるイメージ、金髪がその人自身の心に与える影響などを解説します。
妊娠中の女性が金髪や派手な髪色にするケースがあるそうです。主な理由は「ぶつかりおじさん対策」。街中や駅構内でわざと他人に体当たりをする男性のことを「ぶつかりおじさん」「体当たり男」などと呼びます。

ぶつかりおじさんの被害者は女性が多く、おとなしそうな女性をターゲットにする傾向があると言われます。おとなしそうな女性は「人に気を遣いすぎる」「空気を読みすぎる」「自分を抑えて協調性を重んじる」といった印象を与えがち。そのような印象は、ぶつかりおじさんにとって好都合なのかもしれません。

その一方で、花束やケーキの箱などに体当たりされたという報告もあります。ぶつかりおじさんの攻撃性の背景には、他人の幸せを妬むという一面もあるようです。ぶつかりおじさんの心理を考えると、妊娠中の女性も標的にされやすいと考えられるのではないでしょうか。

「金髪」はぶつかりおじさんに対する自衛手段

ぶつかりおじさんに対する自衛手段として、歩きスマホやイヤホンをしない、目線を高くしっかり前を見るなど、さまざまな方法が提唱されています。外見を派手にすることも対策の一つですが、妊娠中は体型の変化が大きく、マタニティウエアは選択肢が限られてしまいます。

そこで選択肢として挙がるのがヘアカラー。ヘアカラーをする女性は6〜7割を占めるという調査報告もあるように、女性の多くは外見づくりに敏感です。実際に髪色を変えることによって、自分の印象がどのように変化するのか、その効果も体験済みなのでしょう。

妊娠中にヘアカラーをすることは基本的に問題ありませんが、金髪にするためにはブリーチが必要になり、一般的なヘアカラーよりも時間がかかります。妊娠中は体調が不安定になりやすいので、つわりで気分が悪いときなどは控え、体調のいい日を選びましょう。

「金髪」にすると前向きになれる

髪色を明るくすると華やかな印象に、金髪にすると派手な印象になります。髪色を変えることで、その人のイメージが変化するだけでなく、その人自身の心にも影響を与えます。

タカラベルモントらが行った共同研究「ヘアカラーがもたらす感性価値の探索」によると、金髪は人を前向きにする効果や、周囲へポジティブな影響を与える効果が一般的なヘアカラーよりも高いそうです。さらに、多様性を意識して他者に寛容になれるような効果も有することが明らかになりました。

「妊娠うつ」という言葉があるように、妊娠中や出産後はうつ病になりやすい時期だと言われています。気分が落ち込んだり、イライラしたりしたときは、金髪にするという選択肢を考えてもいいかもしれません。

「金髪」は周囲の理解を得ることも大切

ヘアカラーをする女性が6〜7割ということは、3〜4割の女性はヘアカラーをしないということでもあります。普段ヘアカラーをする習慣のない女性が妊娠中に金髪にすると、夫や親など身近な人々を驚かせてしまうことも……。

また、妊娠中も仕事を続ける女性は増えているので、職場によっては髪色について制約を受ける場合もあります。金髪は受け入れられないこともあるでしょう。

金髪にする場合は、周囲の理解を得ることも大切です。

時代と共に変化する「金髪」のイメージ

「金髪=派手」というイメージがある一方で、「派手=悪目立ち」という固定観念は薄れつつあり、自分らしさを表現する手段としてポジティブに捉えられることも増えています。金髪にしたからといって、過度に批判を恐れる必要はなくなってきているのかもしれません。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。
(文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • 遺伝で10歳過ぎから暗金髪、30過ぎでアッシュ金髪だが、日本人は他人の色素に執拗に干渉しすぎ。外見も守られるべき人権の1つだよ!
    • イイネ!2
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