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ノックオンが“消滅”する−。日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事(49)が8日、都内で競技規則における用語変更の経緯を説明した。6日に加盟協会、競技運営関係者、加盟チームに対し、8つ用語の変更を通達。広く浸透していたボールを前方に落とす反則「ノックオン」は「ノックフォワード」、19年W杯日本大会で日本代表NO8姫野和樹(トヨタ)の代名詞となった「ジャッカル」も「スティール」とされた。4月1日からの施行となり、レフェリーのコール、場内の案内なども統一される。
日本協会は24年11月の国際統括団体ワールドラグビー理事会で承認された世界的試験実施ルールに対応して、競技規則を改正。トライ後のゴールキックの制限時間が90秒から60秒へと短縮される新ルールなどと並行し、用語も競技観戦するファンへ分かりやすく伝えるために世界に合わせた。
日本協会内には長年のなじみを重んじる意見もあったという。一方、岩渕専務理事は「日本代表が世界で活躍するにあたり、同じレフェリングの指針、用語を使うのは大切」とし、最短で35年のW杯再招致なども念頭に「新しくなった用語を使うことになる。速やかに変えた方がいいという判断になった」と説明した。ラグビー界以外にも浸透したフレーズが、国際仕様に伴い姿を消す。【松本航】
一覧は以下の通り。
※( )内は現在の用語
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◇トライライン(ゴールライン)
◇トライゾーン/トライエリア(インゴールエリア)
◇プレ・バインド/プレ・ボンド(ラッチ)
◇トライラインドロップアウト(ゴールラインドロップアウト)
◇イエローカード(一時退出)
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◇退出/レッドカード(退場)
◇ノックフォワード(ノックオン)
◇スティール/スティーラー(ジャッカル/ジャッカラー)
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