バルセロナに朗報!…ダニ・オルモ&パウ・ビクトルが暫定措置で選手登録可能に

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2025年01月09日 10:05  サッカーキング

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選手登録問題に揺れるダニ・オルモ [写真]=Getty Images
 スペインの高等スポーツ評議会(CSD)は8日、バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモと同国人FWパウ・ビクトルの選手登録を暫定的に認めることを発表した。

 慢性的な財政難に苦しむバルセロナでは、ラ・リーガが定めたサラリーキャップ規定の超過によって選手登録を行えない問題が度々発生している。今夏に加入したダニ・オルモとパウ・ビクトルについても選手登録ができないまま開幕後の2試合を欠場したものの、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱により、給与枠の一部を使うという特例措置によって登録が可能に。以降、ダニ・オルモは15試合に出場し6ゴール1アシスト、パウ・ビクトルは17試合に出場し2ゴールをマークしている。

 だが、両選手は暫定措置によって特例的に選手登録が認められていたため、バルセロナが昨年12月31日までにサラリーキャップの超過を解消できない場合には、再び登録不可となることが決まっていた。バルセロナは裁判所への訴えや本拠地『カンプ・ノウ』のVIPエリア運営権の売却など複数の策を講じたものの、ラ・リーガおよびスペインサッカー連盟(RFEF)は現地時間4日に、ダニ・オルモおよびパウ・ビクトルの選手登録を認めない方針を示していた。

 それでも、バルセロナは両選手の登録を諦めず、暫定措置の適用を認めるようCSDに訴えていた。そして、この度CSDはクラブからの控訴が最終的に解決されるまでの暫定措置として、ダニ・オルモおよびパウ・ビクトルの登録を認めることを発表。CSDは「スポーツ法第27条に基づき、プロスポーツ選手は自らの潜在能力に応じたキャリアをあらゆる保証と確実性を持って歩む権利がある」とした上で、次のように続けている。

「CSDはこの暫定措置を採用しなかった場合、クラブや選手たちに深刻なスポーツ的および経済的損害を与えることになると考えている。これはスペイン代表チームに限らず、ラ・リーガを含む他の国内リーグの利益に悪影響を及ぼす可能性がある。最後に、CSDは今回の判断が、控訴によって提起された本質的問題について予断を与えるものではないと強調する」

 現地時間8日に行われたアスレティック・ビルバオとのスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝への出場は叶わなかった両選手だが、12日の決勝戦ではピッチに立つことが可能となる。

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