毎月200人のZ世代を取材し、リアルな流行を調査する『SHIBUYA109 lab.』が注目する「2025年のヒットスイーツ」は?
【写真を見る】2025年注目のスイーツは「ザクザク」「ガーリーの世界」「罪悪感」を味わう3品【THE TIME,】
1個1500円でも食べたい「ザクザク」チョコ『SHIBUYA109 lab.』所長 長田麻衣さん:
「韓国でも専門店が急増している、味だけでなく“音”も楽しめるチョコレート」
2025年注目のスイーツ1つ目は、【ドバイチョコレート】です。
東京・新大久保の『CAFE OKUDO』では、1つ1つ手作りしたものを販売。
「ドバイチョコ ミルク」(1500円)は少し厚めの板状で、表面にホワイトとグリーンのペイントがされたオシャレな一品です。
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そして、一口食べてみると…「ザクザク、ザクザク」という音が!
音の正体は、中にたっぷり入っているピスタチオペースト。
よく見ると細かく刻まれた乾麺のようなものが練り込まれていますが、これは小麦粉やトウモロコシの粉で作られた「カダイフ」と呼ばれる極細麺で、中東では揚げ物によく使われる食材です。
その「カダイフ」を、ペースト状にしたピスタチオと混ぜチョコレートに流し込んだスイーツがドバイチョコレート。
SNSでも「ザクザク」という音が心地良いと話題になり、丸ごと包んだドーナツやフィナンシェでペーストをサンドしたものまで、様々なアレンジスイーツも登場しています。
続いては、あの“レトロスイーツ”。
『SHIBUYA109 lab.』長田さん:
「今、若者の中で楽しまれているファッションテイストの“フレンチガーリー”。その世界観にぴったりということで【スワンモチーフ】のスイーツが注目されている」
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『ディーン&デルーカ六本木』(東京・港区)で販売されているのは、白鳥の形をしたシュークリーム「スワンシュー」(OCTOBRE・572円)。
スワンの胴体部分にはカスタードクリーム、その上にイチゴと生クリームが添えられ、シュー生地の“羽根”にやさしく包まれています。
こうした白鳥の形のスイーツは、実は昔から喫茶店にある“レトロスイーツ”ですが、最近は「お姫様のような印象があってカワイイ」(10代女性)など、若い世代からの支持を集めているといいます。
『SHIBUYA109 lab.』長田さん:
「世界観にあわせて消費をするのが今の若者の特徴。この世界観に合うからこういうスイーツを食べるとか、こういう服を着るというような形で消費を起こしている」
そして、2025年にヒットするスイーツ3つ目は、“背徳感”スイーツです。
『SHIBUYA109 lab.』長田さん:
「ヘルシーでリフレッシュするためにスイーツを楽しむ一方で、【ギルティー=背徳感】なスイーツがこれから注目される」
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そんなスイーツを楽しめるのが、その名も『GUILTY’S(ギルティーズ)』。
2023年、1号店を東京にオープンして以降、わずか1年半で全国26店舗に急増しているクッキー専門店です。
何がギルティーなのかというと、まずは「直径13cm」という大きさ!
1番人気の「ココアマシュマロクッキー」(500円)は、
どっしり厚みのあるソフトクッキーに、ロータスビスケット、ココアビスケット、マシュマロが大胆にトッピングされています。
THE TIME,マーケティング部 白木莉花部員:
「表面はサクサク、中がしっとりでパンみたいな食感です」
さらに、「厚切りベーコン&じゅわっとメイプル」(590円)は、極厚ベーコンを3枚もトッピングし、仕上げにメープルシロップをかけた甘塩っぱい味わいのクッキー。
焼きリンゴがゴロっと入り、キャラメルソースがかかった「キャラメルアップルクランブル」(520円)も人気とのことですが、どれもこれも“ギルティー感満載”で、中には“1枚で約770kcal”と、超高カロリーのものも!
安住紳一郎アナは「背徳感えげつない。私なんかはコレ食べたら1日終わりだよ」と驚いていましたが、それでもクッキーを購入するお客さんは…
30代女性:
「育児とかで忙しいそのご褒美的な感じで良いのかなって」
2025年、あなたはどのスイーツに注目しますか?
(THE TIME,2025年1月9日放送より)