LA火災 八村塁が所属レイカーズ・ヘッドコーチの自宅も焼失「完全な廃虚と破壊だった」

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2025年01月12日 11:33  日刊スポーツ

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山火事で延焼した車と家(ロイター)

八村塁が所属する米プロバスケットボールNBAロサンゼルス・レイカーズのJJ・レディック・ヘッドコーチ(40)が10日、練習後に取材に応じて7日に西部の高級住宅地パシフィックパリセーズで発生した山火事で自宅を焼失したことを認めた。


「何年もこんなふうに泣いたり、嘆いたりしたことはないと思います」と声を詰まらせながら、同地区にあった賃貸物件が全焼したことを明かした。


火災発生当時、チームはマーベリックス戦のためテキサス州ダラスに遠征しており、自宅にはいなかった。妻と2人の幼い子どもたちは避難して無事だったというが、翌8日にロサンゼルスに戻り、自宅の惨状を直接目のあたりにしたという。「そこで目にしたものに対して、準備ができていませんでした」と振り返り、「完全な廃虚と破壊だった。家に向かうには普段とは別の道を通らなければならなかったが、すべてが消えていた。このような事態に備えることは決してできないと思う。私たちの家は消えてしまった」と感情をあらわにした。


同氏は昨夏にレイカーズのヘッドコーチに就任して以来、暮らしてきた地域が焼失してしまったことに時折感情的になっていたと地元メディアは伝えている。息子たちと一緒に大切な時間を過ごした地元のレクリエーションセンターなど思い出の場所もすべて失われたという。夫妻は賃貸物件に住みながら、“終の棲家”となる家を探しているところだったという。


「夫婦としてのほぼ20年間、そして一緒に育児をした10年の間に築き上げたすべてがその家の中にありました。決して取り換えのきかないものがあります。家を失う苦しみは誰にも味合わせたくありません。ひどい気持ちです」と語っている。


パシフィックパリセーズの火災は発生から4日が経過した11日現在も延焼を続けており、鎮火の目途は立っていない。この火災で、俳優アンソニー・ホプキンスやメル・ギブソン、タレントで実業家のパリス・ヒルトンらも自宅を失っており、同地区だけで5300棟を超える建物が焼失。焼け野原と化していることが航空写真で明らかになっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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  • こんなことになるなら燃える前に泥棒して半分くらい本人に返せば感謝されるのではないか。
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