共働きなのに家事育児は妻のみが負担……というケースは珍しくないのではないでしょうか。ママスタコミュニティには「共働きなのに『掃除くらいしておいてよ』と言う旦那、どう思う?」というタイトルで旦那さんに対する不満の投稿がありました。投稿者さんは派遣社員。平日は朝から夕方まで働いています。旦那さんは正社員で帰りが深夜になることもあり、今日は土曜出勤だったのだとか。
『旦那が朝出かけるとき、「ダイニングとトイレに髪の毛がたくさん落ちてるから、掃除しておいて」と言ってきた。とはいえ、私も土曜日くらいは平日の疲れをとりたいから夜までダラダラしてた。そして帰ってきた旦那が一言「掃除くらいしておいてよ」どう思う?』
共働きにもかかわらず、家事を押し付けてくる旦那さんに不満を持っている様子の投稿者さん。投稿文を読む限り、「仕事が休みの日くらい休ませて」、「自分がやればいいのに」というモヤモヤも抱えているのかもしれません。この旦那さんの言動についてどう思うのか、ママたちに意見を求めていました。
「だったら、次の休みの日は掃除くらいしてね」と返してみては?
『「じゃ、それ以外のことくらいしておいてよ。もちろん全部ね」』
『次の旦那の休みの日に「休みなんだから掃除しといて?」って言えばいい 』
『「髪の毛くらいフローリングワイパーでとっといてよ」って返す』
ママたちからは、旦那さんに掃除をやらせるような返し方をするようアドバイスがありました。旦那さんは投稿者さんが休みだったのにもかかわらず、部屋の掃除をしていなかったことに対して「掃除くらいしておいてよ」と言ったのでしょう。旦那さんのこの理論でいくのであれば、次の旦那さんの休みの日に掃除くらいしてもらってもいいのではないでしょうか?
旦那さんの言い分もわかるかも……?
『自分はせっかくの休みだからゆっくりしたい? 旦那は休日出勤だったんでしょ? じゃあ旦那はいつゆっくりするの? 普段から深夜帰りがあるって言うのに?』
『私も旦那さんと同じように「掃除くらいしなよ」って思った。気持ち悪くないの?』
一方で、旦那さんの気持ちもわかるという意見も寄せられていました。たしかに共働きではあるものの、投稿文を読む限り旦那さんはかなりの激務ではないでしょうか。投稿者さんも平日は朝から夕方まで働いてはいますが、実際に家にいる時間は投稿者さんのほうが長いことが想定されます。もちろん投稿者さんも休みの日にはゆっくりしたいでしょう。しかし仕事からヘトヘトで帰ってきて旦那さんが、出かける前にお願いしたはずの掃除がされていないと、小言を言いたくなってもおかしくないような……。また床に落ちている髪の毛の長さを考えると、投稿者さんの髪の毛だと推測しているママもいました。
「掃除くらいして」の言い方は妻を見下している?
『〇〇くらいしてとの言い方が嫌い。言ってはないけどその前に「普段何もしてないんだから」という意味も込められてる。普段忙しそうな人には絶対言わない言葉』
『気になったなら自分がやればいい。私は相手に自分が仕事の間に何かしておいてと頼んだことはない。やってくれたらありがとうだけどやってもらおうと思ってないから』
『「それくらいやってよ」は私もよく言われる。うちも共働きで旦那は何もしない。「それくらい」って言われるような家事はないんだよ。今日どの「それくらい」をやるかはやる人間に選ばせてほしい。つまりやらない人間は黙ってろってことだよ』
旦那さんの「〇〇くらいしてよ」という言い方はよくないと感じるママたちも。もしかすると、旦那さんにとって掃除は軽い家事なのかもしれません。しかし体を休ませたい投稿者さんにとっては重労働なのでしょう。お互いが掃除に感じる労力に違いがあるからこそ、投稿者さんはイライラしたのかもしれません。また「いつも休みの日はダラダラ過ごしてるんだから」という前置きがあるように受け取る人もいるのではないでしょうか。相手のことを「忙しそう」、「いつも頑張ってる」と思っていれば出てこない言い方だとして、旦那さんが投稿者さんのことを少し見下していると感じたママもいました。
結局、お互いに疲れているから喧嘩する。ストレスをなくすことが一番
『お互い思いやりがない』
『家事育児を担いすぎてる。早死にするよ』
ママたちからは「お互いに仕事もして家事も担うのは大変」という意見もありました。今回は投稿者さんが旦那さんと掃除の件でモヤモヤしていましたが、家事は終わりがありません。喧嘩するくらいなら、お金をかけて便利な家電や家事代行サービスなどに頼ることで夫婦喧嘩も減っていくのではないでしょうか。
『うちも共働き。旦那が頼んでくるってことはよっぽど疲れていてできないか、代わりにやってほしいから頼んできてると思うから断ったことないや。「掃除くらいしといてよ」って言われたら「あー忘れてた(忘れてない)! 今やるね!」って言うよ』
『気になるならお前がやれよと思う。でも喧嘩になるだけだし実際にお互い疲れてるんだからお掃除ロボットを使う』
『気がついたほうがやればいいと思う。あなたは気にならないんでしょ? 旦那が気付いた時点ですぐやれば済んだ話』
同じように共働きをしているママたちからは「気付いたほうがやればいい」、「お互いに疲れているなら便利なものを導入する」、「喧嘩にならないように自分を奮い立たせて掃除する」といったコメントが寄せられていました。ただ「気になるほうがやる」という方式だと、夫婦で気になる人と気にならない人が出てくるので、それもまた不平等さを覚える要因になる可能性もあります。お互いにどんなやり方だとストレスなく喧嘩にならずに済むのかを考えることが大事なのではないでしょうか。多少の費用がかかっても、お掃除ロボットや家事の外注を導入することで今回のようないざこざが減るなら安いもの。投稿者さんはママたちのコメントを参考に今後の家事分担を考えていってほしいですね。
文・AKI 編集・石井弥沙 イラスト・加藤みちか
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