仕事のストレスが不妊治療に与える影響
1月4日、イスラエルの研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、仕事のストレスと不妊治療の成功には関連性があると発表した。
今回、仕事の質、仕事の量、職場の人間関係など仕事関連のストレスならびに精神的疲労は、不妊治療結果に対して悪影響を及ぼすと報告された。不妊治療を受ける女性の仕事関連のストレス、精神的疲労は、体外受精の妊娠可能性を低下させるという。
仕事のストレスと体外受精の妊娠率における関係性
研究チームは、イスラエルのメディカルセンターにて不妊治療を受けるカップル44組を対象に横断的研究を行い、仕事のストレスと体外受精の妊娠率における関係性について検証した。
仕事関連のストレスによる影響を分析したところ、不妊治療を受ける女性およびパートナーである男性の仕事のストレスは、体外受精の妊娠率に影響を与えることが確認された。
女性の仕事のストレスおよび精神的疲労により、体外受精の妊娠可能性は低下するという。一方、パートナーである男性の精神的疲労が比較的低い場合、女性の仕事のストレスは体外受精結果に影響を及ぼさないと報告された。
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(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)
SPRINGER Nature Link
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