イチロー氏が殿堂入り!有資格1年目では史上7人目「何とか日本野球の力になりたい」岩瀬仁紀ら4名が選ばれる、王貞治氏も祝福

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2025年01月16日 15:37  TBS NEWS DIG

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野球殿堂博物館は16日、「2025年野球殿堂入り通知式」を開催し、計4名の殿堂入りを発表した。プレーヤー表彰でプロ野球・オリックスや大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(51、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)と、中日ドラゴンズの守護神として活躍した岩瀬仁紀氏(50)が選出された。

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さらに指導者としての実績も踏まえたエキスパート表彰に掛布雅之(69)氏、特別表彰委員会から長年社会人野球やプロ野球などで審判員として活躍した富澤宏哉氏(93)が選ばれた。

有資格1年目での殿堂入りは2018年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来、史上7人目。通知式に出席したイチロー氏は「日本の野球殿堂へ迎え入れていただいたこと、大変感謝申し上げます」と述べ、「これからも自分が動けなくなるまで野球と携わって、何とか日本野球の力になりたいと考えています」と挨拶した。

プレーヤー表彰は現役を引退したプロ野球選手で、引退後5年以上経過した選手が対象で、その後15年間が選考対象に。選考は野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員が投票し、75%以上得票した選手が殿堂入りとなる。昨年12月に殿堂入り新候補者として、イチロー氏をはじめ、巨人の阿部慎之助監督、上原浩治氏、福浦和也氏の4人が加わり、史上初の“満票”も期待されたイチロー氏だが、92.6%の得票率で殿堂入り(岩瀬氏は88.3%)。

1991年のドラフトでオリックスから4位指名を受けてプロ野球の世界に入ったイチローは、94年にはプロ野球史上初となるシーズン200安打を達成。チームは阪神・淡路大震災で被災した95年にリーグ優勝、翌96年には19年ぶりの日本一に輝いた。2000年のオフにポスティングシステムでマリナーズに移籍。以降、ヤンキース、マーリンズでプレーし、再びマリナーズに移籍し、2019年に現役引退を迎えた。

日本時間22日に発表される米野球殿堂入りの候補者にもなっているイチロー氏は、アメリカでも殿堂入りを果たせばアジア人初の快挙となる。

また、この日の通知式には2006年のWBC第1回大会で侍ジャパンの監督を務め、イチロー氏を指揮した王貞治氏(84)も出席し「イチロー君の成績に関しては言うまでもなく、皆さんの心の中に住み着いてるんではないかと思うんですよ。あえて言うと、イチロー君の場合は5年も待たなくてもよかったんじゃないかと」と言葉を寄せ、会場を沸かせた。

イチロー氏を「とにかくボールとバットの芯を結ぶのも本当、天才だと思いました。人間業ではない」と称賛し、「ぜひ日本の将来、子供たちのためにも、今まで通り大いに頑張っていただいて、やっぱり野球っていいんだっていう思いをみんなとともに共有して、歩んでいってほしい」と激励の言葉を贈った。

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  • メジャーの殿堂入り投票では満票かどうかという状況だが日本では得票率92.6%。NPBには9年間しか所属してないことが影響したか。
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