限定公開( 1 )
ヤマハとヤマハ発動機のロゴが似ていることをご存じでしょうか。
楽器をつくったり、音楽教室を手掛けたりしているのがヤマハ、バイクなどを製造しているのがヤマハ発動機。歴史を振り返ると、ヤマハのオートバイ部門が独立して、1955年にヤマハ発動機が誕生しました。
両社のロゴを見ると、マークの音叉(おんさ:楽器のチューニングなどに使われる道具)の長さと、「M」の文字の中央部分がそれぞれ異なっています。
ヤマハのWebサイトによると、ヤマハのロゴは音叉の先が円内におさまり、YAMAHAの「M」の文字の中央部分が下に付いていません。一方、ヤマハ発動機の「M」は、下に付いています。そして、各アルファベットの形が、それぞれ左右非対称なのがヤマハ、左右対称なのがヤマハ発動機になります。
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ちなみに、なぜ音叉マークが微妙に違うのかというと、ヤマハ発動機はマークをホイールに見立てているから。タイヤのホイールはつながっている必要があるので、内部の音叉が外周まで伸びているのです。
したがって、両社のロゴは微妙に違うわけですが、ヤマハ発動の2つのロゴをよく見ると、音叉のマークが微妙に違います。これは、なぜでしょうか?
●企業ロゴのデザインを変更
ヤマハ発動機は1月、27年ぶりに企業ロゴのデザインを変更すると発表しました。以前のロゴは、シルバーの色を用いて立体的に見せていましたが、新しいロゴでは、平面的な2Dにしました。変更の理由として、社会環境の変化を踏まえ、デジタル画面で見たときの視認性の高さを意識したそうです。
企業名「YAMAHA」のデザインと基本カラーの赤はそのまま。というわけで、以前のロゴは「シルバー」、新しいロゴは「平面的な2D」というわけですね。
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ロゴを新しくすることについて、ヤマハ発動機は「社会環境などが大きく変化する中、当社のビジネスも、製品メイン(モノ)の販売から、モノ・コトを通じた価値提供へと変化しています。70年にわたり培った当社の伝統や実績は継承しつつも、こうした社会の変化に対応していくにあたり、新しい企業ロゴとともに挑戦を続けます」とコメントしました。
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