ロッテ・田中楓基「初日からアピールしかない」春季キャンプに向け準備進める

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2025年01月20日 17:01  ベースボールキング

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ブルペンで投球練習を行ったロッテ・田中楓基(撮影=岩下雄太)
 「全体的なレベルアップというところでやっています」

 ロッテの育成4年目の田中楓基は、このオフのテーマについてこのように語った。

 20日、ロッテ浦和球場で自主トレを行い、ブルペンで捕手を座らせて、ストレート、チェンジアップ、スライダーを中心に投げ込んだ。ブルペンでの投球中や投球後には何度も感覚についてブルペン捕手と確認する場面も。

 昨年の春季キャンプでは「フォーク、チェンジアップをどちらかという感じでやっているんですけど、キャンプ中にどちらか感覚が良い方を選んで使っていこうかなと思います」と話し、昨季シーズン中は「小さいフォーク、スプリット、挟んでいる系ですね」と落ち球の変化球ではスプリットを中心に投げていた。

 チェンジアップを再び投げるようになった理由について、「僕は指の長さが全然違くて、投げるとスプリットが安定しないので、指一本添えるだけで、安定したのでチェンジアップにしました」と説明した。チェンジアップは「ちょっと速い感じですね」と130キロくらいの球速帯だ。この日のブルペンでのチェンジアップには「意外と良い感覚だったなと思います」と好感触を掴んだ。

 武器であるスライダーは、昨季5月の取材で「手応えがある」と話していたが、現在は「今あるスライダーをもっと良くという感じで練習しています」とのことで、ストレートについては「良い感覚で練習できていると思います」と話した。

 2月1日の春季キャンプまで2週間を切った。「初日からアピールしかないので、一番良い状態でキャンプインできるようにやっています」と、最高のスタートを切れるように準備を進めていく。

 今季に向けては「支配下選手登録されて、一軍に貢献できるように頑張りたいと思います」と“支配下選手登録”を誓った。

 育成選手ということもあり、一軍の公式戦には出場できないが、昨年6月18日にZOZOマリンスタジアムで行われた一軍練習に参加し、「マリンで練習するのはいいなと思いましたし、いい刺激になりました」と充実の時間を過ごした。今シーズン中に一軍のZOZOマリンスタジアムのマウンドに立つには、支配下選手登録が必要不可欠。

 練習試合、オープン戦での実戦登板機会を得るためにも、武器であるスライダー、そして20日のブルペンで好感触を得たチェンジアップを磨き、春季キャンプ初日からしっかりとアピールしていきたい。勝負の4年目がまもなく始まろうとしている。

取材・文=岩下雄太

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  • 自分に良い顔する輩しか取材しないからな。だから偏向記事が圧倒的。
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