いなり寿司といえば「長方形」、それとも「三角形」? 東日本と西日本のいなり寿司の違い

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2025年01月21日 17:30  BCN+R

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いなり寿司の形には意味がある!?(画像はイメージ)
 いなり寿司といえば、油揚げの中に酢飯を詰めた日本の伝統的な料理。コンビニやスーパーで売られており、よく口にするという人も多いのではないだろうか。そんな全国的に親しまれているいなり寿司だが、地域によってその形や具材に違いがあるよう。なぜ同じいなり寿司で地域差が生まれるのか、詳しく見ていこう。

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いなり寿司の形には意味がある!?

(画像はイメージ)

●「いなり寿司」と聞いても思い浮かべる形が違う!?

 まずはいなり寿司の形について。大きく分けると「長方形(俵型)」と「三角形」の2種類があり、東日本では基本的に「長方形」をしていることが一般的だ。特に北海道、東北、関東、甲信地方では「長方形」が圧倒的に多い。しかしなぜか、北陸の一部では「三角形」のいなり寿司を食べている人もいる。

 「三角形」のいなり寿司は西日本で多く見られるようで、理由には「稲荷神社の狐の耳を模している」「伏見稲荷大社のある稲荷山の形に見立てている」などさまざまな説が存在する。

 ちなみに東日本のいなり寿司が「長方形」の理由には、「米俵を模して豊作を祈る」という説があるようだ。

 また、いなり寿司の中身の具材についても地域差が見られる。例えば東日本では基本的に酢飯のみを詰めることが多い。しかし西日本はシイタケ、ニンジン、ゴマなどの具材を混ぜ込んだ「五目いなり」が一般的。関西ではこれを「五目いなり」と呼ぶ上に、いなり寿司自体を「おいなりさん」とも呼ぶ。東日本でも「おいなりさん」と呼ぶ人もいるが、「おいなりさん」と聞くと「いなり寿司」ではなく「稲荷神社」を連想する人が多いだろう。

 一口に「いなり寿司」といっても、地域によって形も中身も違うということがわかった。ぜひ自身の住んでいる地域だけでなく、他の地域のいなり寿司も食べ比べてみてほしい。(フリーライター・井原亘)

■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

このニュースに関するつぶやき

  • そういえば愛知県の豊川稲荷神社の門前町のいなり寿司がとても美味しい。阪神百貨店の駅弁イベに出店してるので知った。
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