限定公開( 1 )
中居正広(52)の女性トラブルに端を発する騒動で、余波が広がっているフジテレビ。同局の港浩一社長(72)らは1月17日に記者会見を開いたが、参加メディアを限定しただけでなく、説明不足だった点も問題視されている。
直後には大手スポンサー企業が相次いでCMを撤退する動きを見せており、19日までにトヨタ自動車、日本生命保険、明治安田生命保険、アフラック生命保険、NTT東日本の5社がCM放映の差し止めを表明。さらに週明けの20日には日本マクドナルドや資生堂、日産自動車などが追随し、CM放映の差し止めや見直しなどの措置をとる企業は50社以上にものぼった。
CMの大半が公益社団法人ACジャパンに切り替えられるなか、視聴者の間では半世紀以上にわたって人気を集めてきた国民的アニメ『サザエさん』の行方に注目が集まっている。
というのも1月19日の放送では、提供で映し出されたスポンサー企業の名前が前週の8社から4社に半減していたためだ。長寿番組にもスポンサー離れの影響が及んでいたことに、驚いた視聴者も少なかったようだ。Xでは不安を漏らす声や、放送中止を懸念する声が目立っていた。
《サザエさんは悪くないのにね…》
《サザエさんも、どうなるんだろう…子供の頃から見てたから続いてほしいなぁ》
《フジテレビ、ACしか流れてないなw サザエさんはなくなったら寂しいな〜》
《あおりを受けてもし『サザエさん』とかの長寿番組が終わったりしたらイヤだなあ》
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1969年10月にフジテレビで放送開始されて以降、世代を超えて広く愛されているアニメ『サザエさん』。放送55周年を迎えた昨年は、11月下旬から「秋のサザエさんウィーク」が開催されたことも記憶に新しい。
期間中は過去の傑作エピソードが毎日放送され、12月1日には“集大成”としてサザエさん一家一人ひとりにスポットを当てた7本を紹介するスペシャル特番を放送。BSフジでも’22年のドキュメンタリー番組『長谷川町子没後30年スペシャル「彩り」と「ことば」―時を超えて―』が再放送されるなど、局をあげて力を入れているコンテンツであることが伺える。
スポンサーの大量撤退によって番組の存続までも不安視されているが、原作サイドは今回の騒動をどう受け止めているだろうか? 本誌は1月21日、東京都・世田谷区にある長谷川町子美術館を取材。事務局の担当者はフジテレビの騒動を把握しているとしつつ、こう語ってくれた。
「長谷川町子美術館としましては、番組を楽しみにしてくださる皆さまがいらっしゃいますので、いまのところすぐに放映中止にするような方針はございませんし、そういった交渉をするというようなことも考えていない状況でございます。ファンの皆さまを第一優先で考えております」
なおフジテレビとは、「いまのところ、具体的な話し合いにはなっておりません」とのことだった。
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日本を誇る長寿番組の放映を途絶えさせないためにも、フジテレビには誠実な対応が求められている。
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