ドワンゴは、動画配信サービス「ニコニコ」で配信している2025年冬アニメの作品別初速ランキング上位10作品を1月22日に発表した。本ランキングは、1月17日時点の各作品の動画および生放送の再生数、アクセス数などをもとに集計している。
2025年冬アニメを牽引するトップに立ったのは『メダリスト』。原作は「月刊アフタヌーン」(講談社)にて2020年より連載されている同名コミック『メダリスト』(著者:つるまいかだ)で、「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第1位を受賞するなど、かねてより注目を集めていた作品だ。
スケーターとして挫折した青年・明浦路司と、フィギュアスケートの世界に憧れを抱く少女・結束いのりの二人がタッグを組んで、栄光の“メダリスト”を目指す物語となっている。
2位にはMAPPA制作のオリジナルアニメ『全修。』がランクイン。アニメ業界×異世界転生という異色の設定で、コアなアニメファンも驚くストーリーと演出が展開されている。
高校卒業後、あっという間に監督デビューを果たした広瀬ナツ子は、社会現象ともなった初作品に続き2作目を進行中。制作に行き詰まる中、古い弁当を食べて気を失い、目を覚ますとそこはナツ子が大好きだったアニメの世界だったーー、という新感覚の異世界転生ストーリーだ。
3位にはGoHands制作のオリジナルアニメ『もめんたりー・リリィ』が続いた。生命体を消す謎の機械“ワイルドハント”に侵略された荒廃した無人世界が舞台で、 “アンドヴァリ”と呼ばれる武器を手に戦う少女たちのアクションが注目の作品。
個性豊かな少女5人が出会ったのは、記憶を失った少女・霞れんげ。彼女も武器を手に強大な力を見せる。シリアスな展開だけではなく“廃虚3分簡単割烹”など、少女たちの軽やかなやり取りにも癒やされる作品となっている。
続いて「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて原作が連載中の『SAKAMOTO DAYS』が4位にランクイン。2020年よりスタートした同名コミック『SAKAMOTO DAYS』(著者:鈴木祐斗)は累計発行部数700万部を超える人気作品だ。
元・伝説の殺し屋である坂本太郎へ次々と迫りくる刺客たち。平和な日常と愛する家族を守るため、坂本はかつての腕を見せ……。日常×非日常のソリッドアクションストーリー。
5位は、前作より人気を引継ぐ『薬屋のひとりごと 第2期』。本作では、毒と薬に異常な執着を持つ薬屋の娘・猫猫と謎多き美形の宦官・壬氏が、宮中で巻き起こるさらなる難事件へと挑んでいく。作中の本格的なミステリー要素や個性的なキャラクターが繰り広げる人間ドラマに注目だ。
そして6位には『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』、7位には『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』がランクイン。8位に『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』、9位に『ニートくノ一となぜか同棲はじめました』と続き、10位は『天久鷹央の推理カルテ』という結果となった。(松野千聖)