これはどう見ても…こんにゃく? 新素材の硯に文具見本市がざわざわ Xユーザー「群馬県とコラボ確定!」

5

2025年01月25日 11:40  まいどなニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

まいどなニュース

一般的な硯は漆黒ですが…写真はイメージです(Paylessimages/stock.adobe.com)

こんにゃくそっくりの硯がSNS上で大きな注目を集めている。

【写真】どう見てもこんにゃく製にしか見えません!

「本日の見本市にてたくさんのお客様にこんにゃくって言われました
たしかにそれにしか見えない
このクリアだけ#蒟蒻硯 に改名します
未来すぎた硯です」

と件の硯を紹介したのは墨汁メーカー開明墨汁の公式Xアカウント(@kaimei1898)。

硯は主に日本産、中国産のものが流通しているが、いずれも石や固めた泥で作られた黒いものが一般的。しかしこの硯ははるかに白っぽい色合いで、その四角い形状も相まってにこんにゃくそっくりなのだ。

アカウントを運営する" 開明墨汁 墨(ぼく)の中の人"にお話を聞いた。

ーーこの硯の素材、製法、一般的な硯との違いについてお聞かせください。

中の人:耐油製の強い樹脂と天然素材を配合した特殊エンプラ製を採用し鋒鋩(磨る面)には人造ダイヤモンドの砂粒を使用して成型しています。これによって耐久性や使用感が向上しています。従来の硯と比較して、1/3軽量化されており、携帯性にも優れています。一般的な硯は黒色の為、磨っている墨色が見にくいですが、この蒟蒻硯は磨りながら視覚でも楽しむことができます。カラー多色展開にてインバウンドも含め、新しい層へのアプローチができる新製品になります。

ーー「こんにゃく」と指摘されて。

中の人:新春の文具見本市にて、いままでにないクリアで斬新な硯をはじめてお披露目でき賞賛を期待して臨みました。ブースに立ち寄るお客様の半数以上のお客様がこんにゃくにしか見えないとのご意見を頂戴し、想定の反応とまったく違うリアクションで自分のセンスがズレていたと意気消沈し困惑しましたが、途中から開き直って未来硯クリアから「蒟蒻硯」に改名しました。それからは、説明が容易で販売店さまから予約注文をいただいた次第です。

ーー投稿が大反響です。

中の人:バスることもとくに意識せず、少しぐちのようにつぶやいたのでこんなにもこんにゃくに反応してもらえるとは思いませんでした。こんにゃくやご当地のういろう等様々な類似品を教えていただき、コメントが大喜利みたいになり、楽しくなってきました。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「これはこれはみごとなコンニャクですね」
「群馬県とコラボ確定!」
「手足と目を付けて、『ぬりかべ』として鬼太郎コラボモデルをぜひ」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。

開明墨汁は墨汁を日本で初めて開発し、今年で創業126年目となる墨汁メーカー。近年デジタル化が進み、アナログ文化が急激に衰退する中だが、書道文化を後世に残すべく試行錯誤しながら様々な製品を企画し販売している。この蒟蒻硯もその一環で開発された商品だということだ。

こんにゃくをより忠実に再現するため、黒いつぶつぶを入れた"リアルこんにゃく硯"を5月29日のこんにゃくの日に発売できるよう奮闘中ということなので、ご興味ある方はぜひXでチェックしていただきたい。

開明墨汁 関連情報
Xアカウント:https://x.com/kaimei1898

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • またまたーそんなおおげさに言ってるだけでしょーークリックーーー>まじでこんにゃくだわ
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングIT・インターネット

アクセス数ランキング

一覧へ

話題数ランキング

一覧へ

前日のランキングへ

ニュース設定