大谷翔平 全て英語で「火事と一生懸命向き合っている人たちと共に分かち合いたい」とメッセージ 、ジャッジも夫人が第一子妊娠中で欠席

ドジャースの大谷翔平（30）は日本時間26日、出席予定だった全米野球記者協会ニューヨーク支部の各賞授賞式兼食事会はロサンゼルスの山火事による配慮で急遽、欠席し、当日はビデオメッセージで「火事と一生懸命向き合っている人たちと共に分かち合いたい。強くあり続け、団結しましょう。私たちなら乗り越えることができます」とメッセージを送った。

2024年に史上初となる2年連続の満票でナ・リーグMVPを受賞した大谷はこの晩さん会でア・リーグMVPのヤンキース・A.ジャッジ（32）との共演も期待されていた。しかし、ジャッジもサマンサ夫人が第一子妊娠中のために欠席、両リーグMVPが不在となった。

大谷は全て英語でメッセージを送り「MVPに選んでもらえて光栄です。家族の支えがあってこの賞をとることができました」と感謝を延べて「今回LAで大きな火事が起こりまして、たくさんの人や動物、亡くなったみなさん、本当に残念だと思います。僕らも微力ながらチームで支えになろうと頑張っているところです」と口にした。

MVP受賞にチームスタッフ、チームメイト、支えてくれたトレーナー、代理人に「1年通して僕を勇気づけてくれてありがとう」と感謝を伝え、メディアにまで感謝を口にした。そして、家族には「美しい奥さんへ、いつもそばにいてくれてありがとう。そして、支えてくれている家族や友人たちにも感謝します」

最後には「この賞をロサンゼルス市、そして、消防士のみなさん、火事と一生懸命向き合っている人たちと共に分かち合いたいと思います。強くあり続け、団結しましょう。私たちなら乗り越えることができます」と約2分30秒間、英語でのスピーチを披露した。

今回で100回目を迎える晩さん会だったが、大谷はロサンゼルス近郊で発生した「カリフォルニア州史上最悪」と言われている山火事による配慮のため欠席となった。この山火事に対し大谷は50万ドル（約7800万円）の寄付をしている。自身のインスタグラムには「LAでの火災にあたり私達のために戦い続けてくれている消防士の皆さんに心から感謝します」とつづり、消防士や避難生活を余儀なくする人々、支援が必要な動物に対し一日でも早い復興を願った。

大谷が所属するドジャースは日本時間2月2日にファンイベント、「ドジャー・フェスト」を開催することを発表している。大谷は昨年に続き2度目の参加を予定していてファンとの交流に注目が集まる。