山崎貴監督『ゴジラ-1.0』制作の舞台裏にNHK『新プロジェクトX』が迫る

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2025年01月27日 09:08  ORICON NEWS

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NHK・総合『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』2月1日は「ゴジラ、アカデミー賞を喰う〜VFXに人生をかけた精鋭たち〜」を放送(C)NHK
 NHK・総合テレビで放送しているドキュメンタリー番組『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』。2月1日(後7:30〜8:15)は、映画『ゴジラ-1.0』制作の舞台裏に迫る「ゴジラ、アカデミー賞を喰う〜VFXに人生をかけた精鋭たち〜」を放送する。

【動画】『ゴジラ-1.0』VFXメイキング映像

 昨年(2024年)、「第96回アカデミー賞」視覚効果賞を映画『ゴジラ-1.0』が受賞。視覚効果賞の受賞は日本のみならず、アジア初の快挙だった。ハリウッド大作では一般的に1000人規模が投入されるVFXの現場で、山崎貴監督率いる“山崎組”は35人。視覚効果賞は「目指してはならない聖域」とされてきた中、山崎監督たちはいかにして快挙を成し遂げたのか?

■「ハリウッドから20年遅れ」VFXにかけた孤独な闘い、そして“豪腕”プロデューサーとの出会い

 1970年代、少年時代の山崎監督が衝撃を受けたのが、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇』(1977年)だった。「本当はUFOを撮ったんじゃないかって思うぐらいリアルだった。なんとしてもこの仕事に就くしかないってすごく思って」。日本でいち早くVFXを手がけていたスタジオに入社するも、現実は厳しかった。

 「ハリウッドの20年遅れ」と言われる中、日本ではまだほとんど使われていなかったソフトを独学で習得。そこに現れたのが、“豪腕”プロデューサーの阿部秀司さん。細部までこだわるその存在が、戦後の東京の町並みを精緻に作り上げた映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(05年)の大ヒットへとつながっていく。しかし、ハリウッドの背中はまだまだ遠かった…。

■“SNSスカウト大作戦”……世界をうならせた、“日本の若き才能たち“の活躍

 ハリウッドの背中を追いかけて。これまでにない才能を見つけるため、山崎監督たちはSNSでスカウトを始める。そして、YouTubeなどでVFXを学び、山崎作品のパロディを制作していた10代の学生と出会う。さらには、“ひとりハリウッド”と業界で有名だった驚愕の天才とも。この精鋭たちとともに始まったのが、映画『ゴジラ -1.0』への挑戦だった。

 VFXの世界では“タブー”とされてきた“海”への挑戦。低予算・少人数を逆手にとり、トライアンドエラーの速度を極限まであげる山崎監督たち。しかしその先に、ある人物との別れが待っていた。

 アメリカで、日本の実写映画史上、最高の興行収入を記録し、スピルバーグ監督に「3回観た」と言わしめた『ゴジラ-1.0』。その舞台裏で起きていた、日本の知られざる才能たちの物語。

 番組内のスタジオインタビューで、何が評価されてアカデミー賞を受賞できと思っているかと聞かれた山崎監督は「一番大きいのは、僕らが楽しみつつ苦しみつつ一生懸命やってるっていう感じが、きっとVFXの黎明期に手作りで作ってた頃に似てたんじゃないかなって思うんですよね。クオリティーの高いVFXがいっぱい並んでいる中で、そのことに思わず票を入れてくれたんじゃないかなっていうふうに。どっちかっていうと、もっと頑張れって、おまえたちが一生懸命やってるのはわかったから、もっとすげえものを作れっていう賞じゃないかなっていうふうに、僕は思ってます」と返答。

 若い仲間とともに映画をつくることについては「どんどん天才が増えてきてるんで、ありがたいことです。僕、技術的に自分よりうまくできる人じゃないと、仕事したくないんで。自分でやったほうが早いから、そしたら自分でやりたくなっちゃう。でも、俺がやるより絶対うまいよなっていうレベルの人たちがそろってきてるんで、大変いいですね」と話している。

 ゴジラの新作映画を手がけることも発表されている中、山崎監督は「まさかこの年になっていろんな扉がばたばた開いて、挑戦することになるとは思ってなかったんで、まだこんな展開があったのかっていうので、楽しみです、これから」と希望に満ちたコメントも残している。

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  • 今回に限り、伊福部先生の曲をBGMで使って欲しい��������
    • イイネ!2
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