イスラム組織ハマスとの停戦合意を受け、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ北部への移動制限を解除し、住民の帰還が始まりました。
ガザでは27日、おととし10月以降続いたイスラエル軍の攻撃によって避難していた住民の北部への帰還が始まりました。
幹線道路では、食料や家具などを持って自宅を目指す大勢の住民の姿がみられ、喜びの声が聞かれました。
住民
「家族に会いに行きたいです。母と父にも会いたいです。もう15か月も会えておらず、この日を待ち続けて長い時間がたちました」
住民
「この寒さのなか、毛布も持たずに検問所に6日間以上留まりました。家族に会えるこの瞬間を待ち望んでいました」
今回の帰還は、イスラエルが停戦合意の内容に沿って道路の封鎖を解除したことによるもので、解除は、イスラエルが求めていた民間人を含む3人の人質の解放にハマスが同意したためだとしています。
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中東メディアは、今後60万人以上が北部への移動を計画していると伝えています。