競泳女子で24年パリ五輪(オリンピック)に200メートル個人メドレーで出場した松本信歩(22=東京ドームスポーツ)が29日、行政書士試験に合格したことを報告した。合格率12・90%という難関を突破した。
自身のX(旧ツイッター)を更新。24年11月10日に受けた試験の受験票、合格者リストに載った自らの受験番号の写真を添え「試験日がインター合宿のオフ日で、スタッフの方にも応援してもらっていたので無事合格できて良かったです また次の目標に向けて頑張ります!!」などと記した。
東京学芸大付高出身の松本は両親が東大卒で、自身は早稲田大スポーツ科学部に共通テストを用いた受験で合格。大学1年生でTOEIC825点(990点満点)、2年時にはスペイン語検定の5級に合格。宅地建物取引士(宅建)、簿記2級など資格を取得し、24年3月にパリ五輪代表切符をつかんだ直後には「行政書士は受けたんですけれど、あと12点ちょっとで受からなかったので、また勉強しようかなと思っています」と明かしていた。
競泳でも世界の舞台に挑み、文武両道で歩むコツは「資格試験の勉強は、電車の通学中とかにテキストを読んで、問題を解いて…。時間を見つけてやるようにしています。私は結構、インドアで、オフの日とかも他にすることないので、結構机に座って勉強する感じです」とほほ笑んでいた。
3月20日からは世界選手権(7月、シンガポール)代表選考会となる日本選手権(東京アクアティクスセンター)を控え、水中でも強化を進めている。【松本航】
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