日本天文学オリンピック委員会は30日、公式サイトに「第4回日本天文学オリンピック予選の問題不備に関するお詫び」を掲載した。
【画像】難しすぎる… 第4回日本天文学オリンピック予選問題 修正後の「問37(3)」 「第4回日本天文学オリンピック」は、中学生・高校生向けの天文学に関する世界大会である「第18回国際天文学・天体物理学オリンピック」の日本代表選抜の位置づけ。予選は1月12日にオンライン試験で実施され、本選は2月16日に東京大学本郷キャンパス・京都産業大学神山天文台で行われる。
この予選の問題に不備があったとした。同委員会は「先日、外部の方からのご指摘により、第4回日本天文学オリンピック予選の問題に不備があることが発覚いたしました。 受験者の皆さまにご迷惑をお掛けしますことを、深くお詫び申し上げます」と明らかにした。
具体的に「不備の内容といたしましては、問37(3)において惑星の大きさを考慮すると、(1)だけでなく(2)も正解となる可能性があるというものです。このため、問50に関して、(1)・(2)のいずれもを正解として扱うことといたしました」と説明した。
再度、採点したところ、新たに1人が本選に進出。「また、再採点の結果、点数が変更となった方に対しましては、再採点後の結果をメールにてお送りいたします」とし、「今後、問題不備が再発しないよう、体制の見直しを行いチェックを徹底していく所存です。 このような事案を発生させてしまいましたこと、また、一部の方には以前お伝えした結果が誤ったものとなってしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げます」とつづった。訂正後の予選問題も公開されている。