【カーリング】背水ロコ・ソラーレ「らしさを出す」3位以内で26年五輪代表候補決定戦の出場権

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2025年02月01日 19:15  日刊スポーツ

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日本選手権前日会見に出席したロコ・ソラーレの藤沢(中央)(撮影・飯岡大暉)

カーリング女子で22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが“崖っぷち”の戦いに挑む。


日本選手権(2〜9日、横浜BUNTAI)開幕前日の1日、横浜市内で会見が行われスキップ藤沢五月(33)が登壇。「ロコ・ソラーレらしさを出す」と意気込んだ。


今大会は26年ミラノ・コルティナ五輪代表候補決定戦の出場権がかかる。進出条件は「3位以内」。決勝トーナメントに進める3枠に入れば、3大会連続五輪への道がつながる。ただ、背水の陣でもある。昨季は2次リーグ敗退の4位。2年連続敗退となれば、道が完全に断たれる。


チームは何度も逆境を乗り越えてきた。苦杯をなめた昨季を経て、話し合いを繰り返した。「ロコ・ソラーレらしいカーリングとは何か?」。苦しい時期を乗り越え、立ち返ったのは「ガムシャラに、雑草のように、かっこ悪く。1人1人の個性を大切に」プレーする姿。“ロコらしさ”を貫いた先に、イタリアの地を見据える。


今大会は過去の大会とは大きく変わる。初の首都圏かつアリーナでの開催。約2000枚のチケットは8日間とも完売した。「大規模な会場で、たくさんの方が来る」と待ちわびた。4つのアイスで同時に試合が行われるが、多くの視線を集めることが予想される。「喜怒哀楽(を出して)全力でやる姿を見て、ロコ・ソラーレかっこいいな、カーリングっていいなって。皆さんの心に残る試合をしたい」と誓った。新しい大会で新しい姿を見せ、五輪への道をつなぐ。【飯岡大暉】

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