限定公開( 4 )
ある乳飲料のパッケージデザインに隠されていた意外な逸話がX(Twitter)で話題です。投稿は1000万回以上表示され、約16万件の“いいね”を集めています。これは涙なしには読めないエピソードだ……。
●「あの子」の秘密
注目を集めているのは、「会津のべこの乳」などで知られる福島県の乳製品メーカー・会津中央乳業のヨーグルト飲料「ソフトクリーミィヨーグルト プレーン」のパッケージ。おさげ髪の女の子らしき顔が描かれています。
このおさげ髪の女の子(「あの子」)は製品パッケージのほか、トラックや社員の名刺など、会津中央乳業のさまざまな場所に使われています。一見すると何ということもない絵柄のようですが、実は思わぬストーリーが託されていました。
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会津中央乳業のWebサイトによると、「あの子」は創業者の娘である「孝子さん」がモデルになっているのだそうです。孝子さんは戦後の混乱期のさなか、栄養失調で幼くして他界。その後、会津の地で乳業を始めた父(創業者)によって「あの子」のマークが製品に入れられるようになりました。
マークに込められているのは、「あのとき牛乳があったなら……」「栄養があるものを食べさせることができていたなら……」という切ない親の思い。そして「どこの子も健康で幸せに育ってほしい」という願いだったのです。ちなみに、「それぞれのおうちのお子さんの名前が一番ふさわしいと思っています」という理由から、マークの誕生から50年近くたった今でも「あの子」には名前が付けられていないといいます。
●「こんなん泣いてしまうわ」
このエピソードをXユーザー・四季しのぶさんが写真とともに紹介すると、「そんな事情があったとは」と話題に。投稿には、「涙なしには飲めない」「こんなん泣いてしまうわ」「深いなぁ めちゃくちゃ愛おしく見えてきた」といった声が寄せられています。
画像提供:四季しのぶさん
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