毎回こちらではギャンブル関連のネガティブな話ばかりをしているんだけど、今日はこれまで紹介した中でも割とワースト首位レベルの凄い依存症に陥った人の話をしたい。ギャンブル依存は病気とされている昨今。しかし世間の目は未だに、そんな依存症には冷たい視線を向けがちだ。
が、これも仕方ない部分がある。ギャンブル依存も極まってしまうと、人に嘘をついてでもお金を借りたり、ずる休みをしたりして賭博をしてしまう。そういった人たちがいかに病気だと言われようと、関与している人たちにとってはやはり困った存在だろう。早速その事例を紹介したい。（文：松本ミゾレ）
「金貰って2日目に行っちゃった」
1月20日、5ちゃんねるに「上司にもうパチンコ行かないって約束して生活費5万借りたのに全部無くなってヤバい」というスレッドが立った。スレ主は、タイトルにあるように会社の上司に生活費5万円を借りたのだという。
その時点で「おいおい」って感じなんだけど、その際に「もうパチンコ行かない」と約束までしている。
|
|
|
|
「めちゃくちゃ説教されてもうパチンコスロットやめるって約束したのに金貰って2日目に行っちゃった」
ということで、本当にどうしようもない。
打った機種については「からくりサーカス」と書き込んでいる。パチンコでもパチスロでも設置があるが、どちらも射幸性が鬼のように高く、吸い込みも激しい。5万あってもどうにもならない可能性は高い。が、こういうまさしくギャンブル台に躊躇なく座れる辺り、コイツ本物である。
ちなみにこの5万の借金について、彼はスレッドにおいてうっかり「金貰って〜」と書き込んでいる。借金と貰った金とでは全く異なる扱いになるはずだが、依存症もこうまで極まると区別などつかなくなるようだ。
更にスレッドにおいては「また借りて増やして返せばよくね？」という滅茶苦茶な煽りの書き込みに対してスレ主は「もちろんそのつもりだぞ」とか返している。これには依存症仲間の僕もさすがに閉口してしまった。
|
|
|
|
こっちは今年本厄で、1月2日と3日連続でボロ負けして年始に10万の赤を打ったショックで、パチンコホールに立ち入ることがすっかり怖くなったチキン野郎だというのに。
スレ主は本格的なクズのようで、彼の行いを咎める書き込みには「ごちゃごちゃうるせえんだよ」と喧嘩腰。どうしようもない人物である。
唖然…生活費は何とかなりそうなのに借金していたスレ主…
上司に説教された上でお情けの5万を貸してもらえたのに、すぐにギャンブルで使い果たしてしまった愚かなスレ主。僕なんかは「え、じゃあ飯どうするんだろう」と心配になってしまうところだが、流石はスレ主。その点抜かりはなかった。
「カードの枠が生活費程度は残ってる」と書き込んでいるのである。自分で捻出できる生活費があり、それなのにこの人は上司に説教を受けながらも5万円を調達し、むざむざ負け散らかしているわけだ。これよ、これ。これこそ本物のギャンブル依存症ムーブなのだ。
生活費があるのに、生活費名目で上司に5万円を借りてしまうというのは、ちょっと信じられないという人もいらっしゃるかもしれないが、これが依存症の現実。こういう人がいるから、パチンコホールは今も煌々と照明をつけていられるのだ。
|
|
|
|
……にしても、流石にさぁ、生活費が残ってる状態ならせめてその月ぐらいは慎ましく暮らして、次の給料日まで我慢するものだよなぁ。僕も依存症だけど、上司に「生活費貸してください」とは言えないよ。自営業なので上司はいないけど。
でも例えば僕の立場で言えば、このコラムを納品しているキャリコネニュースの編集長に「生活費ないなったけん、5万貸してくださいや」って連絡するようなもの。そんなことは例え何があっても出来ない……出来るわけがない（笑）
それが出来ちゃう奴がいるんだよね、僕なんかまだまだ全然です。もっと精進します。
※キャリコネニュースでは「パチンコ、パチスロがやめられない人」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZOER2X9A
0件
コラム
