解体される処理水貯蔵タンク=14日午前、東京電力福島第1原発構内(同社提供) 東京電力は14日、福島第1原発構内にある処理水貯蔵タンクの解体に着手したと発表した。2025年度末までに12基を解体する計画。
タンクは高さ約12メートル、容量約700立方メートル。処理水を海に放出して空になったタンク12基をまず解体し、隣接する9基も、中に残っている処理途中の水を別のタンクに移した上で、順次解体を進める。
解体には高所作業車を用い、作業員がガスバーナーで切断し、破片をコンテナに入れて当面の間、構内で保管する。14日は午前8時ごろから作業を開始。約5時間半かけて1基の上部のふたを取り外し、地上に下ろしたという。