断熱&ヒーターなしの中古車で“極寒-22℃”車中泊→翌朝、車内が…… 「死ぬど!」命の危険を感じる驚きの光景が150万再生

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2025年02月17日 21:38  ねとらぼ

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ねとらぼ

100万円で購入した走行距離7万キロの中古キャンピングカー

 受け取って間もない中古キャンピングカーに乗り、気温マイナス22℃の北海道で車中泊する様子がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で140万回を超えており、1万5000件以上の高評価を集めています。


【画像】翌朝の光景


 動画が投稿されたのは、車中泊の様子やキャンピングカーに関する情報を発信しているYouTubeチャンネル「クピ男の車中生活」。今回は、輪栄プロダクトのマイクロバカンチェスに乗って、同チャンネル恒例の「納車直後そのまま車中生活」に挑みます。


 富山県を出発し、現地で旅のお供を受け取ったクピ男さん。せっかく北海道へ来たので、何泊かしてから東北地方を通って富山へ帰ることにしました。動画を撮影したのは12月。寒さはもちろん豪雪地帯を数多く通過することになるため、「今までで一番危険を伴う冒険になる」と安全最優先で車を走らせていきます。


 100万円で購入した同車は、走行距離7万キロの中古。キャンピングカーとして登録されているわけではないためシンクはなく、エンジンを動かさずに車内の温度を保つFFヒーターもありません。スタッドレスタイヤやチェーンなどは用意してありますが、より快適な旅ができるよう、足りないものは道中で入手してどんどん車に手を加えていきます。


 特に寒くなるエリアを調べた後、一般道と高速道路を乗り継いで翌朝にはマイナス22℃になるという旭川へ。スーパーとホームセンターで必要な工具と食材を調達し、車内に備え付けられている冷蔵庫や収納スペースに入れていきます。周辺の気温は19時時点でマイナス15℃。冷蔵庫を起動させるかどうか迷ってしまうくらいの寒さです。


 収納作業をしていたらあっという間に体が冷えてしまったので、近くの温泉へ向かいます。極寒の世界で冷え切った体を熱々のお湯であたためた結果、すさまじい幸福感に包まれたそうで、「今まで行った温泉の中で一番気持ちよかったかもしれません」と伝えています。


 初日の宿泊場所は道の駅あさひかわ。フロントガラスには車中泊シェードを貼り、タイヤの前後には輪止めをセットします。寒い車内ではガスファンヒーターが大活躍。換気のため、わずかに窓を開けた状態でもヒーターがあれば活動でき、寒さのあまり停止していた一酸化炭素警報器も作動するようになりました。


 さらに服を着込んで寒さ対策をしつつ、車のバッテリーをチェック。マイナス22℃という経験したことのない世界への期待と不安を胸に、車内の電子レンジであたためたマーボー豆腐やホタテの燻製、ほっけを夕食として堪能しました。


 食事を終えたら歯を磨き、いよいよ寝る準備に着手。ガスファンヒーターは止め、フロント側のカーテンも閉めます。このキャンピングカーの座席は、取り外した背もたれを延長マットとして使うことにより横幅が約90センチ、縦幅が185センチのベッドへと変形可能。2種類のシュラフを組み合わせて使い、旭川の寒さに備えます。


 クピ男さんは、今回の旅のために通常のものに加えて、氷点下でも使える寒冷地仕様のガスボンベも用意。それでもマイナス22℃の環境で正常に使えるか不明なため、モバイルバッテリーで動作する「お弁当ウォーマー」の中に実験も兼ねて予備のボンベを1本ずつ入れておくことにしました。


 旭川で迎えた2日目の朝。シュラフから出るのはかなりつらく、車内に設置されている温度計にはマイナス13.3℃と表示されていました。その強烈な寒さは車内でも手袋をしていないと先端が痛むほど。早速ヒーターをつけることにします。動いてくれ……!


 車内にそのまま置いておいた通常のカセットボンベでは、予想通り動きませんでした。ボンベ自体が非常に冷たくなっており、持つだけでも大変です。次は同じく置いておいた寒冷地仕様のボンベをセットしましたが、こちらも動作せず……。このままでは凍えてしまいます。手がかじかんでつらい状況の中、試行錯誤の末にようやくガスファンヒーターがつきました。これで一安心。


 検証のため、お弁当ウォーマーに入れていた方のガスボンベもセットしてみます。就寝前に「30℃」に設定していましたが、途中でバッテリーがオフになってしまい、内部温度が0℃になっていたとのこと。しかし、中に入れていた効果はあったようで、寒冷地仕様のボンベはもちろん、通常のボンベでもヒーターは作動しました。


 雪こそ積もっていませんがドアは開きにくくなっており、ワイパーもくっついている状態。フロントガラスには氷が張っていました。しかも車内側。これでは走れないのでヘラで削り落としていきます。マイナス22℃のすさまじさ。


 視界を確保したら駐車できそうな公園へ移動し、換気しながら朝食の準備。メニューは白飯とみそ汁、焼き鮭、納豆です。調理のために水を使おうとしたところ、車内にそのまま置いておいたペットボトルの水は凍っていました。なお、冷蔵庫に入れていた方は液体のままでした。冷蔵庫より冷たい車内……。


 念のために消火スプレーを準備し、カセットコンロで鍋の水を加熱してみそ汁を用意。車内に換気扇はないので、アルミホイルをかぶせて匂いを防ぎながら鮭をフライパンで焼き上げます。ごはんを電子レンジであたためれば、納車後初となる料理が完成しました!


 とてもおいしい熱々の料理を堪能したら、フェリーに乗るため函館を目指していざ出発。冬の北海道を走ったことで停止線や看板の位置、配置されているポール、縦向きになった信号などの意味がよく分かったそうです。


 真っ白に染まった北海道の景色を見ながら、羊蹄山が見えるRVパーク倶知安に到着。買い出しを終えるころには雪が降ってきて、パーク内でタイヤの高さ調節や滑り止めの設置を行っているとすぐにフロントガラスがサラサラの雪で覆われてしまいました。今回の動画は、シャワーを浴びて車に戻ってきたところで終了。次回予告のパートではフェリーに乗り込む場面や東北各地を走行するシーンが映っています。


 コメント欄には、「走る秘密基地 ロマンを感じます」「面白過ぎるサバイバー生活」「キャンパー仕様エエですねぇ」「車中泊に電子レンジがあれば、アツアツ料理が何時でも食べられて最高ですね」などの感想が寄せられています。同チャンネルでは、今回のキャンピングカーを紹介する動画や、富山へ戻る旅の続きも公開されています。


画像提供:YouTubeチャンネル「クピ男の車中生活」さん



このニュースに関するつぶやき

  • 車中泊して翌朝おきたら窓がやたら曇ってることがあるw
    • イイネ!1
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