カブス・今永昇太が日本人左腕初の開幕投手に決定　3月18日に山本由伸と“史上初”の日本人対決へ

◆ MLB開幕戦史上初の日本人対決へ

　シカゴ・カブスの今永昇太投手（31）が日本時間3月18日に東京ドームで行われる開幕戦で先発登板することが決まった。現地時間18日に球団公式X（旧ツイッター）にて発表された。

　昨季1年目の今永はデビュー登板から4連勝、防御率0.98と活躍を見せ、4月度の月間最優秀新人賞を受賞。7月には1年目の日本人投手として29年ぶりとなるオールスターゲーム出場を果たした。9月4日のパイレーツ戦では球団史上2度目の継投ノーヒットノーランを達成。昨季29先発で15勝3敗、173回1/3を投げて防御率2.91、174奪三振をマークし、ナショナル・リーグの新人王投票4位、サイ・ヤング賞投票では5位にランクインした。

　過去にMLBでは野茂英雄や大谷翔平ら7人の日本人投手が開幕戦で登板し、ダルビッシュ有と田中将大が最多4度登板。これまでは全員が右投手のため、今永は日本人左腕として史上初の快挙となる。また、カブスにおいて日本人投手が開幕投手を務めた例はなく、1876年の球団創設以来初の大役を任されることとなった。

　なお、ドジャースは山本由伸の開幕投手内定が報じられており、日本人投手がMLB開幕戦で対戦するのは史上初となる。昨季9月に投げ合った際には復帰登板の山本が4回1失点だったのに対し、今永は7回3失点という投球で白星をマーク。日本を舞台に2度目の直接対決となりそうだ。