“ルーキー”中村草太が3戦連発! 完勝の広島がACL2ベスト8へ…今季開幕から公式戦4連勝

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2025年02月19日 21:37  サッカーキング

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公式戦3試合連続ゴールを記録した中村草太(画像はJ1開幕節の町田戦) [写真]=Getty Images
 AFCチャンピオンズリーグ(ACL2)ノックアウトステージラウンド16・セカンドレグが19日に行われ、サンフレッチェ広島(日本)とナムディンFC(ベトナム)が対戦した。

 グループEを5勝1分無敗で勝ち抜いた広島は、ラウンド16でグループGを2位で終えたナムディンFCと対戦。敵地で行われたファーストレグでは、中村草太のプロ初ゴールを皮切りに田中聡と越道草太が追加点を奪って3−0で快勝し、大きなアドバンテージを手にした。チームはFUJI FILM SUPER CUPと2025明治安田J1リーグ開幕節を含めて、シーズン開幕から公式戦3連勝中と波に乗っており、この試合でのパフォーマンスにも期待がかかる。

 開始早々の4分に左サイドを独力突破されてピンチを迎えた広島だが、ここをGK大迫敬介の好対応で凌ぐと、その後はボール保持率を高めて相手を押し込んでいく。迎えた10分、新井直人の左CKに佐々木翔が頭で合わせて先制に成功。4分後には左サイドのスペースに走り込んだ加藤陸次樹の絶妙なクロスに中村がダイレクトで合わせたが、このシュートは惜しくも枠の左へ外れた。

 個人能力に長けたナムディンFCの外国籍選手に何度かチャンスを作られる広島だが、決定的なシュートは打たせず、主導権を握ったまま試合を進めていく。30分過ぎにかけては攻勢を強め、31分には佐々木からの対角のボールを起点にボックス内でパスを繋ぎ、最後は川辺駿がフィニッシュに持ち込んだが、ゴールならず。その直後には川辺のスルーパスを受けた新井が相手DFの逆を取って左足を振り抜いたが、惜しくもブロックされてしまった。

 1点リードで前半を終えた広島は後半立ち上がりもペースを握り、49分には新井のロングフィードを受けた加藤が強烈なシュートを放つ。これは惜しくも枠を外れたが、54分に川辺の絶妙なパスを引き取った中村がボックス内右へ持ち込み、右足でゴール左下隅に流し込んだ。大卒ルーキーの公式戦3試合連続ゴールで点差を広げる。さらに66分には再び新井の左CKから中野就斗が打点の高いヘディングを叩き込み、3点目を獲得した。

 その後は両チームが選手を入れ替えつつ、互いに敵陣ゴール前に迫る多い白熱した展開が続く。そのまま3−0で試合を締め括った。チャンスの数で上回りながらもなかなか4点目を奪えなかった広島だが、90+1分に中村がゴール前のこぼれ球をボレーで押し込み、この日2ゴール目をマーク。試合は4−0で終了した。この結果、2戦合計スコアを7−0とした広島がACL2ベスト8進出を決めている。

【スコア】
サンフレッチェ広島 4−0(2戦合計:7−0) ナムディンFC

【得点者】
1−0 10分 佐々木翔(サンフレッチェ広島)
2−0 54分 中村草太(サンフレッチェ広島)
3−0 66分 中野就斗(サンフレッチェ広島)
4−0 90+1分 中村草太(サンフレッチェ広島)

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