「つばくろうがいなくなったら……」　つば九郎を支えたスタッフ逝去　“1年前”のブログ投稿に「泣けてきた」

　プロ野球・東京ヤクルトスワローズは、球団マスコットのつば九郎を支えてきた社員スタッフが亡くなったと2月19日に公式サイトで伝えました。ファンの間では、約1年前につば九郎が公式ブログに投稿していた内容に「泣けてくる」「切なすぎる」といった声が聞かれています。

【画像】つば九郎の1年前のブログ投稿

●2月上旬に体調不良のため休養

　球団は「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します」とコメント。

　つば九郎は2月上旬に体調不良のため休養を発表。球団は「体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました」とファンに感謝を伝えました。

　今後の活動については、しばらくの間休止すると説明。「なお、皆さまにおかれましては、故人のプライバシーを尊重し、温かく見守りくださいますようお願い申しあげます」と呼び掛けています。

　今回の訃報に接し、プロ野球ファンからは「受け入れられん」「ただただ悲しい」と悲しみの声が相次ぎ、「安らかにお眠りください」「ご冥福をお祈り申し上げます」と追悼の意を表する動きが広がっています。

●「つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい」

　つば九郎は2024年3月5日に自身のブログで「あしあと」と題した記事を公開。チームの春季キャンプ中、土のグラウンドに自身の足跡が刻まれた写真を添え、「いつか、いつのひか、このあしあとのさきに、つばくろうがいなくなったら、そらをとんだとおもってくいださい」「まけるもんか！　こころをひとつに！　みんなえみふる」といった言葉を残していました。

　今回の訃報を受け、当時のブログを見たファンからは「泣けてくる」「切なすぎる」「今は空からみんなを見守ってくれてるはず」「つば九郎は空を飛んでいっただけ　またいつか帰ってくると信じてる」といった声が聞かれていました。

　つば九郎は休養発表前最後の更新となった2月3日のブログで、「健康第一」を願った絵馬の写真を掲載していました。