19日夜、東京スカイツリーからの夜景。隅田川を進む一隻の船。屋形船のデッキには、夜景をバックに記念撮影を楽しむ観光客が。
【写真を見る】強烈寒波 3連休に“2度目のピーク”か 都内でも凍えるような寒さ 高速道路で一時「100台」滞留 観光地は徐々にキャンセルが…【news23】
都内でも「凍えるような寒さ」喜入友浩キャスター
「船の上の気温は、手元の温度計で2.9℃。凍えるような寒さです。皆さん震えながら夜の景色を楽しんでいます」
乗船客
「（Ｑ.なぜその服装で？）寒すぎて。ちょっともうフード被っていないといられないくらい寒い」
「お酒飲んで笑って、なんとかふっ飛ばしていますね、寒さを」
「紛らわしています」
凍えるような外の世界と対照的なのは、船内。
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乗船客
「（Ｑ.船の中の温度は？）いいです、完璧」
船は美しくライトアップされた東京を進みます。
強烈寒波 札幌では一時“大雪警報”が一方、群馬・みなかみ町は見渡す限り、銀世界。町を走るバスの屋根には山盛りの雪が。
地元住民
「すごい積もる雪ですよね。本当に近年に無いぐらい」
群馬県みなかみ町藤原では、19日午後9時に積雪269センチを観測。18日と比べると、自動販売機のお金の投入口も見えなくなりました。
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500センチの積雪量に届きそうなのは、青森県酸ケ湯。
酸ヶ湯温泉 高田新太郎さん
「（酸ヶ湯温泉に）勤めて10年くらい経つが、5メートル近いのは初めて。（今シーズンは）1回で降る雪の量で考えると、すごい量が降ったわけではない。少しずつ降り積もって5メートル近くになっている」
日本海側を中心に広い範囲で大雪を降らせている強烈な寒波。札幌ではこの冬、初めての大雪警報が一時、出されました。連日の雪かきは体にこたえます。
住民
「大変です、身体が続かない。でも誰もやらないので私がしてます」
「（Ｑ.雪かきは毎日してる？）そんなにしたくない。こりゃ酷い。めちゃくちゃだ」
こうした中、雪による車の事故が起きています。
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今月15日、旭山動物園の近くで撮影された映像。軽自動車と大型バスが通り過ぎますが、タイヤは回っていません。そして次の瞬間、前方のバスと衝突。カメラが近づくと、押しつぶされた車の中には人の姿が。現場に居合わせた人たちが急いで救助の電話をかけます。
救助者
「めちゃくちゃになってるから、外国人だから詳しく説明できない。早く救急車来てください！」
この事故では少なくとも車10台が巻き込まれ、50代の女性が肋骨を折るなど4人がけがをしました。
交通障害にも引き続き注意が必要です。
関越自動車道では19日午後7時前、湯沢インターチェンジ付近の下り線で大型トラックがブレーキ故障で動けなくなり、その影響で2.5キロにわたり一時、約100台が滞留しました。
こうした道路状況に大きく左右されてしまうのが、観光地です。
金沢 彩の庭ホテル 高田恒平 代表
「こちらにもありますが、ホテルの随所に金沢を感じられる工芸作品があります」
部屋の中から金沢が満喫できるというこちらのホテル。3連休の予約はほぼ満室だということですが…
従業員
「今現在は雪が降ったり降らなかったりを繰り返していますが」
電話の相手は、3連休最終日に予約を入れている客。
従業員
「24日までに状況が変わるかもしれないので、心配だったらいつでも電話いただければ」
このような雪を心配する問い合わせが増えてきたといいます。
金沢 彩の庭ホテル 高田恒平 代表
「私たちのホテルは家族連れの方にご好評をいただいている。車の影響はかなり大きいかなと感じている」
宿泊客の約6割が車を利用しているため、2月上旬の大雪のときには北陸自動車道が通行止めになった影響などから約30件のキャンセルが発生。今回もぽつぽつとキャンセルが出ているそうですが、大雪によるキャンセル料は請求しないと話します。
金沢 彩の庭ホテル 高田恒平 代表
「雪の情報等でかなり皆さん本当に当日来れるかどうか心配していると思う。お客さん自身も来たい思いはあると思うので、次回の滞在のためにとっておいてもらえれば」
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