円大幅高、一時149円台=2カ月ぶり水準、長期金利上昇―東京市場

27

2025年02月20日 19:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

1ドル=149円台に上昇した円相場を示すモニター=20日午後、東京都中央区
 20日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=149円台に大幅上昇した。2024年12月上旬以来約2カ月ぶりの水準。日銀の早期利上げ観測などを背景に、円買い・ドル売りが強まった。午後5時現在は150円15〜17銭と前日比1円50銭の円高・ドル安。債券市場では長期金利が09年11月以来約15年3カ月ぶりの水準に上昇(債券価格は下落)した。

 日銀の高田創審議委員が19日の記者会見で、段階的な利上げを続けていく姿勢を改めて示し、市場では早期利上げへの警戒感が台頭。国債を買い控える動きなどが広がり、債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債(第377回債)の流通利回りは1.440%に上昇した。

 長期金利上昇を受け、東京外為市場では円買いが強まった。株式市場で日経平均株価がトランプ米大統領の関税政策に対する懸念などから大幅に値下がりし、リスク回避の円買いも入った。

 市場では「米国など主要国が利下げを進める一方、日銀は利上げ路線を継続しており、円は一段と上昇する可能性がある」(FX会社)との見方が出ている。 

このニュースに関するつぶやき

  • もっと高くなっていいのよ?
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(20件)

ニュース設定